出版社内容情報
大人気のCFギャングシリーズ、書き下ろし最新作!
内容説明
再会は雪降る静かな夜だった。店にやって来た女性は、流葉爽太郎の中学時代の級友・菜摘。ふと淡い思い出が蘇る。もちろん彼女の訪問には理由があった。それは日本初上陸となる海外ファッション・ブランドの広告制作依頼。彼らの前に立ちはだかる無数の壁、少しずつ近づく二人の距離。そして、プライドをかけた広告戦争の行方は!?流葉シリーズの新たなシーズンが始まる!
著者等紹介
喜多嶋隆[キタジマタカシ]
5月10日東京生まれ。明治大学卒業。コピー・ライター、CFディレクターを経て、第36回小説現代新人賞を受賞してデビュー。現在、湘南・葉山に居を構える(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ちょこまーぶる
48
爽快な気分で読み終えた一冊でした。シリーズものだとは知らずに読んだんですが、ワクワクしながらドラマを見ているような感覚で読みました。広告業界の幼馴染の二人がコンビを組んで、海外ブランドを日本で展開する企画から出店までをライバルとの闘いを描いた作品ですが、その過程での様々なアクシデントを二人で解決していく事が、読んでいて気持ちを良くしてくれましたね。そして、少しずつ距離感が短くなっていく二人の日々も物凄く暖かなものに思えて、この本のタイトルの重みみたいなものも感じましたね。良い読書でした。2025/11/11
来未
16
CFディレクター流葉爽太郎の物語。幼馴染みの菜摘が勤めるアパレルブランドのキャンペーン広告展開を依頼される。クリエティブに正直に、そしてまっすぐに向き合う姿は、同じクリエティブの世界で生きる自身にとってもいろいろなことを気付かせてくれた。一つの作品を作る中でのこだわり、誰もが驚くメッセージ。作中に出てくるクリエイティブには目を見張るものがあり、メインの展開とは別に菜摘の実家である青果店のチラシづくりのシーンは、広告の根本、本質、原点みたいなものがしっかりと描かれており共感しっぱなしであった。2023/10/25
ゆうき
16
久しぶりの流葉シリーズ。シリーズが始まってから20年経つの?!凄いなぁ。相変わらず読みやすくて爽太郎がカッコいい。今度、湘南や由比ヶ浜の方に行ってみたいな。2019/05/23
tubaki
3
久しぶりの流葉さん、でもいつもの流葉さんでした。過去にはいつまでも見ていたいCMがあったのに最近は煩すぎるような気がします。登場人物の皆さんもお元気そうで、また会いましょう!2023/03/17
風鈴
3
流葉亭に訪れた女性は爽太郎の中学の同級生。 ファッションブランドの広告合戦に巻き込まれていく爽太郎。 久しぶりに古本屋で見つけたCFギャングシリーズは、すごくマンネリな展開ではあるんだけど、良い意味で「水戸黄門」的なマンネリで読んでいて爽快な気分にさせてくれる(^^;) 読み忘れていた20年の間の作品も読もうと思う(^_-)-☆2019/03/13




