光文社文庫
天衝―水野勝成伝

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  • サイズ 文庫判/ページ数 384p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784334774622
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報



大塚卓嗣[オオツカ タクジ]

内容説明

水野勝成。信長にその武勇を認められ、一騎駆けで戦場を切り裂き三百もの首を獲る、齢十九の若き猛将。その人生は、父・忠重から勘当され一変した!家を追われ、名を捨て、どん底に陥った勝成は、ただひたすらに戦場を渡り歩く。天下一のろくでなし武将は放浪の果てに何を掴む!?そして挑んだ関ヶ原の大勝負とは!水野勝成の名を世に知らしめた、最強歴史小説。

著者等紹介

大塚卓嗣[オオツカタクジ]
1974年、東京都生まれ。2012年、第18回歴史群像大賞に佳作入選。’13年、『天衝―水野勝成伝』(『天を裂く水野勝成放浪記』改題)でデビュー。それまで注目されていなかった猛将・水野勝成に光を当て、勝成ブームを巻き起こす。デビュー作にして同著が「この時代小説がすごい!2014年版」にランクイン(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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キャプテン

49
★★★★★_「きゃぷ衛門とゆく時の旅フェア」【西暦1600年安土桃山時代─関ヶ原の戦い編】戦国の世を放浪した武将、水野勝成殿とゆく関ヶ原の戦いに向かう時。勝成殿の人生に関わった者たちは実に錚々たるので、歴史のくろすおぅばぁ感が楽しかったでござる。そして婆娑羅に風狂に生きる勝成殿の人柄がまた楽しく格好良く、戦国きってのふりぃたぁ武将という背景も相まって感情移入しやすい。ふりぃたぁ武将が放浪する先、東と西で日本が割れた大戦の地──関ヶ原。血脈至上の家康と、実力至上の三成が、それぞれの未来をかけて激突する先に。2017/11/28

如水

35
『天を裂く』が文庫本になって再登場。某ゲームの謳い文句に『一騎当千爽快乱舞』て有りますが、戦国時代それを地でやった人物(黒駒合戦)趣味は『一番槍』あだ名は『鬼日向』水野勝成の一代記です。生き方自体かなりトンでて『これ、かなりフィクション入ってるでしょ?』と思われがちですが、『史実』です?家康が従兄弟で血筋も抜群。しかしこの『水野家』知る人ぞ知るトンデモ無い家で…てな所です。作者も新鋭の歴史小説家で難しく無くテンポ良く話が進みます。『婆娑羅に風流尽くそうかい』そんな生き様を是非楽しんで下さい?面白かった2018/09/09

m.m

8
家康のいとこ?やんちゃすぎる!いろんな人の陣にはいるしね。三村親宣と出逢えてよかったよかった(*^^*)刈谷城に家督相続で帰郷した時の場面はホロっとした( *´︶`*)2017/08/02

胡瑯

7
「さあ、婆娑羅に風流尽くそうかい」 セリフが印象的な猛将の水野勝成。 力は強いのに生き方が下手な流れ者のように各地を転々とする。とはいえ各地で傷跡を残し、そろばんを使いこなしとやる時はやる男。 映像化したら映えそうだなあ…。 文庫の解説によると、作者の大塚卓嗣はデビュー前はゲーム会社に勤務していたとのことでテンポよく話が進んで読みやすかったのもありそう。2023/01/26

LEGO

7
ただただオモシロかった❗フィクションでないとありえないほどのドラマ人生✨こんな人が実在したんだなぁ~?人につい話したくなるような清々しい気持ちにさせてもらいました。 感動。・(つд`。)・。2018/10/30

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