出版社内容情報
藤原緋沙子[フジワラ ヒサコ]
内容説明
駆け込み寺「慶光寺」の御用宿「橘屋」に、寺を出て普通の暮らしに戻ったはずのお妙が火付けの罪で捕縛されたという報せが入る。お妙を救えなかったことに傷付き悩む橘屋の女主人お登勢は―。(「雨の萩」)お登勢をはじめ橘屋の用心棒・塙十四郎や慶光寺の主、寺役人にまで未曾有の危機が次々に訪れる。手に汗握る出色の四編を収録した、著者の代表シリーズ第十弾。
著者等紹介
藤原緋沙子[フジワラヒサコ]
高知県生まれ。2002年、「隅田川御用帳」シリーズで小説家デビュー。’13年、「隅田川御用帳」シリーズで第2回歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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hnzwd
12
縁切りした後の当人の話が多い気がするシリーズ第十弾。そうよね。。縁切ったら終わりじゃないし、場合によっては逆恨みも受けるよね。2023/08/24
シトラス
3
十四郎の八方美人ぶりにはちょっと辟易させられるけれど、そのお人好しぶりが橘屋の御用をこなすのには必要なのかもしれない。 早く、お登勢と一緒になって橘屋の守りを固めてほしいものだ。2019/05/05
goodchoice
1
久々に藤原さんの隅田川シリーズを読んだが、変わらぬ筋立てで、ファンにとってはそこが堪らないのだろう。個人的にはやや刺激が薄く、物足りない感があった。2017/03/08
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