出版社内容情報
中場利一[ナカバ リイチ]
内容説明
笑うことのできない女と、一本気で無骨な男。東京に出て来て孤独に暮らす鏡子は、中年のアウトロー八代竜二と出会い、お互いのさみしさを埋め合うような恋に落ちる。八代は、古巣の組に復帰するため、ヒットマン指令を遂行したものの情勢が急変。鏡子の妊娠がわかり、一度はカタギの道を歩み始めるが…。不器用に生きる二人の男女をユーモラスに、切なく描く!
著者等紹介
中場利一[ナカバリイチ]
1959年大阪府・岸和田市生まれ。’94年、自伝的小説の『岸和田少年愚連隊』(講談社文庫)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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散文の詞
140
不器用に生きる男女。 会話を中心に話が進んでいくので、希薄な印象を受けますが、それでも、なかなかに面白い。 運命には逆らえないのか、それとも、そうするしかないと思いこんでいるのか? もどかしさや切なさがイッパイです。 で、この後どうなったのでしょう? 2021/08/31
紅子
9
くじ引き本。お初作家さん。うーーーん。これは………ちょっと主人公の魅力がわからない。すぐに手が出る。お金がなくなると奥さんに売春させようとする。そんな男についていきたいと思うのだろうか…。年始めから謎である。2021/01/02
へいぞう
0
2017/05/08
ウクレレで歌う
0
母親からの精神的虐待はつらくてたまらないだろうけれど、だからって全てをそのせいにしてはいけない。不遇な生い立ちでも真面目に生きている人はたくさんいるのだから。やっぱりやくざは嫌いだなあ。2017/04/17
をねぼうかあさん
0
雨の背中、という表現がいいなあ2017/03/25