出版社内容情報
新田次郎[ニッタ ジロウ]
内容説明
幾百もの生命を飲み込んでいる魔の山・谷川岳。男女五人のパーティで縦走中、リーダーの華村敏夫だけが疲労凍死した。兄の死に納得のいかない妹の名菜枝は、遭難現場に居合わせたメンバーに不審を抱き…。遭難事件に興味を寄せる謎の外国人や産業スパイ、恋心のぶつかり合い。真相に迫るごとに、奇異な事実が次々と明らかに!山岳ミステリーの異色作。
著者等紹介
新田次郎[ニッタジロウ]
1912(明治45)年、長野県上諏訪町角間新田(現・諏訪市)生まれ。無線電信講習所(現・電気通信大学)、神田電機学校(現・東京電機大学)卒業。中央気象台(現・気象庁)に就職。1956(昭和31)年『強力伝』で直木賞受賞。歴史小説『武田信玄』などの執筆に対して1974(昭和49)年吉川英治文学賞を受ける。1980(昭和55)年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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