光文社文庫<br> 土俵を走る殺意 (新装版)

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光文社文庫
土俵を走る殺意 (新装版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 391p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784334773298
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報



小杉健治[コスギ ケンジ]

内容説明

大関大龍が横綱推挙を断る!!前代未聞の出来事の裏側にどんな事情が!?本場所千秋楽、好敵手である富士穂鷹との取り組みでの不可解な無気力相撲。両国・回向院で発見された初老の男の死体。高度経済成長時代に起こった誘拐事件。集団就職に隠された闇…。複雑に絡みあういくつもの謎から、真相が炙り出される。吉川英治文学新人賞受賞、社会派ミステリーの傑作。

著者等紹介

小杉健治[コスギケンジ]
1947年東京生まれ。’83年「原島弁護士の処置」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。’88年『絆』で日本推理作家協会賞、’90年本作で吉川英治文学新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

のびすけ

25
大関・大龍の横綱推挙の辞退の謎と、場所中に起きた殺人事件の謎。東京オリンピックを控えた高度経済成長時代を背景に、相撲界に飛び込んだ大輔と集団就職で上京した由子と武男の三人の若者の物語。大輔の貴乃花級の超スピード出世に若干の出来すぎ感はあったけど、大輔の成長物語を軸として、大輔の父が巻き込まれた過去の未解決事件や、集団就職の裏側で利用される若者の悲しい実態が絡み、読み応え十分でした。相撲小説として、ミステリーとして、青春小説として、それぞれの面白さを堪能できた一冊でした。2022/01/14

ヨーコ・オクダ

17
吉川英治文学新人賞受賞の社会派ミステリーの傑作ってことで手に取った小杉センセ作品。大龍っていうお相撲さんが2人出てくるので、最初、時間軸がようつかめず。でも、この2人の大龍のそれぞれの想い、彼らの置かれた運命というか環境が絡み合って、このミステリのエエ味になっていて…。べったり角界が舞台の話ではなく、それほど相撲に興味がないうちでも興味深く読めたわ。2016/11/10

7
親子の悲しい話と、昔の集団就職の闇が重なりどんどん先が気になる展開になりました。2017/02/17

terukravitz

4
図書館本★☆☆☆☆2021/03/05

アーキー

0
★★★☆☆  75  図書室本2018/05/02

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