出版社内容情報
夫の転勤で悶々とした日々を過ごしていた女性の情欲を、繊細かつ執拗な筆致で描いた。期待の官能女流作家の書下ろし長篇。
内容説明
洞口美矢子は夫の実家の隣家に移り住み、専業主婦となった。子供はおらず、仕事を望むも、ままならない毎日。地方都市での生活は、東京育ちの彼女には何ら満たされないものだった。ある日、同窓会で酔った夫が旧友の田伏を連れて帰る。垢抜けた田伏の振るまいに、惹きつけられてしまう美矢子。官能の喜びに自らを開き、男の腕のなかでたゆたう人妻の行き着く先は…。
著者等紹介
小玉二三[コダマフミ]
東京生まれ。2008年「特選小説」誌掲載の「女の四股名」でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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