光文社文庫<br> ミーコの宝箱

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光文社文庫
ミーコの宝箱

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  • サイズ 文庫判/ページ数 337p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784334772567
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

不遇なミーコの半生を、祖父母、友人、娘など、周囲の人々の視点を通して描く。その純粋さが涙を誘う感動作。

内容説明

ミーコは、風俗と福祉の仕事を両立しながら娘のチーコを育てるシングルマザーだ。幼い頃に両親に見捨てられ、躾の厳しい祖母との関係に苦しんだ過去を持つ。苦労の絶えないミーコだが、彼女の特技は、毎日一つ、小さく光る宝物を見つけること。ミーコの宝箱に入っている、一番大切な宝物とは…。一人の女性の半生を通して、母と子、人と人の絆を温かく描き出す。

著者等紹介

森沢明夫[モリサワアキオ]
1969年千葉県生まれ。早大卒。日韓でベストセラーとなった『虹の岬の喫茶店』は、吉永小百合主演映画「ふしぎな岬の物語」として公開。ベストセラー小説『あなたへ』『津軽百年食堂』や『ライアの祈り』も、それぞれ映画で話題に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

小梅

150
泣いた泣いた。ラストは号泣! 私も「宝箱を見つける目」を鍛えよう。やっぱり森沢明夫作品は良いわぁ〜2017/04/11

kanegon69@凍結中

134
これはなかなかすごい波乱万丈な人生だなと思ったらモデルになった実在の人物がいらっしゃったと知って大きく嘆息してしまった。事実は小説よりも奇なりとはいいますが、本当に百人いれば百通りみんなそれぞれのドラマを生きているんですねぇ。でも、森沢さんはたった5時間のインタビューから、これだけ涙腺崩壊する素敵な小説に仕立ててしまうんだから、まったくもって素晴らしい作家だ!相変わらず珠玉の言葉に包まれた話。ありがとうの手、毎日宝物を見つけること、毎度ながら森沢さんにはとても大切なことを教わります。最後はもう涙涙涙です。2019/11/25

おしゃべりメガネ

132
7年ぶりの再読です。正直、初めて読んだトキほどの感動インパクトは薄かったかなと。単純に主人公「ミーコ」がピュアすぎて、場面によってはツラかったからかもしれません。厳しい祖母のキャラもなかなかシリアスでしたし、「ミーコ」を取り巻く環境もいささかヘヴィだったのが、読んでてちょっとキツかったかなと。ラストは森沢さんらしく、しっかりとアットホームに仕上げてくれてましたが、そこを差し引いてもちょっと刹那さの残る作品でした。またタイミングを変えて読めば、違った感覚で楽しめるのかもしれません。またの再読に期待します。2021/09/08

相田うえお

125
★★★★☆ 実モデルいたんだね。でもSMとかイジメとかDV話はパスかな〜。優しい話だけをストレートに並べてほしかったかな。しかし、じじばばのセクションはじーんときましたねー。感動です。さらには先生とお風呂に入るシーンを読んでたとき、当方、満員電車内で読んでて顔が緩んじゃってヤバかった〜。いや、変な意味じゃなくて、いい話過ぎて嬉しくなってのことですよ。「人の心って傷つけたくても傷つかないようにできてる。磨かれるだけでヤスリと一緒。削られて痛むけどゴシゴシしてるうちに最後はピカピカに光る。」これいい言葉。2016/05/22

まさきち

109
ソフトSMの嬢王をしながら介護の仕事をこなし、最愛の娘・チーコを育てるシングルマザーのミーコ。冒頭は本人の語りで始まり、時間を遡って幼少時代から共に過ごした人達の目線でエピソードが語られ、最後には娘が成長して感謝と幸福に満ちた話で締めくくられる。その中で触れ合ってきた人達の優しさもさることながら、辛いことを受け流しながらもしっかりと芯をもって生きてきたミーコの姿が素敵でした。懐かしい岬の喫茶店も出てきて楽しめたし、何より泣き虫のミーコにこっちも泣き虫にさせられながら大いに満足しての読了です。2025/05/30

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