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光文社文庫
味覚小説名作集

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  • サイズ 文庫判/ページ数 347p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784334772307
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0193

出版社内容情報

上司小劍「鱧の皮」矢田津世子「茶粥の記」岡本かの子「鮨」芥川龍之介「芋粥」円地文子「苺」ほか全8編収録。

内容説明

四季折々の風物を愛で、旬の食材を使った料理を口にする。そんな、あたりまえだった日々の暮らしと食の有り様。大正から昭和の人々は何を思って飯を食い、誰を想って料理をしたのか。島国という風土の中で営々と培ってきた私たちの味覚とは?近代文学に大きな足跡を残した文人たちが“食”にまつわる様々な人間のドラマを綴った傑作ばかりを収めたアンソロジー。

著者等紹介

大河内昭爾[オオコウチショウジ]
1928年鹿児島生まれ。早稲田大学国文科卒。文芸評論家、武蔵野女子大学(現・武蔵野大学)学長、名誉教授。日本近代文学の研究者として大学で教鞭を執るかたわら、「食食食」や「食の文学館」など文学と食文化をつなぐ雑誌を主宰、軽妙洒脱なエッセイストとしても知られ、文学と食にまつわる数多くの著作がある。2013年死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ごへいもち

18
庄野潤三の家に行くことになったのでそのページだけ読んでみた。残念ながら良さがわからなかった 2019/09/02

はるき

14
文章はどこか古風で、今風の食物ではなかった。しかしどこか剽軽な文体で新鮮な気持ちで読んだ。2016/03/11

ゆきえ

11
最近は、恋愛小説と食べ物の話を読みたい。このおいしそうな表紙にも惹かれて買った。読み始めたときは、失敗した!私が読みたい食べ物の話ではない!と思ったのだけど、すぐにとてもおもしろくなった。上司小剣・矢田津世子・岡本かの子・芥川龍之介・水上勉・円地文子・耕治人・庄野潤三。この面子でおもしろくないはずがない。芥川のは、思っていた通り、芋粥だった。何度読んでも面白い。読めば読むほどおもしろくなってくるのが芥川だ。2016/02/17

キイ

3
美味しそうなものがたくさん出てきたけれど、物語は古めかしい。でも、どのお話も今の小説には出てきようもない日本語の品があって良かった。それにしても、何度も読んだ事のある芥川の「芋粥」ってこんな話だったっけ?2016/03/21

nyanlay

1
「味覚」なんですよね。「料理」の本はたくさんあるけど味覚の小説って少ないかも。言葉づかいなどやはり今とは異なる点が多いけど、歴史とは違う面白さかな。2022/04/21

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