光文社文庫<br> 奇譚を売る店

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光文社文庫
奇譚を売る店

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  • サイズ 文庫判/ページ数 286p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784334772109
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

博覧強記の探偵小説家である著者が、幻想怪奇の魅力を横溢させた全6編の短編集。「本」という業に迫る傑作ミステリー!

内容説明

「また買ってしまった」。何かに導かれたかのように古書店に入り、毎回、本を手にして店を出てしまう「私」。その古書との出会いによって「私」は目眩く悪夢へと引きずり込まれ、現実と虚構を行き来しながら、背筋を寒からしめる奇妙な体験をしていく…。古書蒐集に憑かれた人間の淫靡な愉悦と悲哀と業に迫り、幻想怪奇の魅力を横溢させた、全六編の悪魔的連作短編集!

著者等紹介

芦辺拓[アシベタク]
1958年大阪生まれ。同志社大学法学部卒。’86年「異類五種」で第2回幻想文学新人賞佳作入選。’90年『殺人喜劇の13人』で第1回鮎川哲也賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しんごろ

216
「また買ってしまった」の冒頭でツカミはOK。一軒の古本屋から始まる綺譚集。なんとも奇妙、奇天烈、不可思議といった奇妙に加え、レトロ感、古めかしさも感じる。そして、買った後に寄る喫茶店。その喫茶店は行ってみたい。ラストへのつながりは見事。ただ、この作品は読み手を選ぶかも。入りこめない話もあった。好き嫌いのでる作品かもしれない。とりあえず思ったことは、自分なら「また買ってしまった。積読本がまた増えた。」となるんだろうなあと読みながら思った。2020/08/27

KAZOO

149
この作者についてはどこかでアンソロジーで読んだのかもしれませんが、このような作品集は初めてです。古書に関する6編の連作短編集で、私にはかなりフィーリングが合う感じがしました。古本屋や本が好きな人にはたまらない本ではないでしょうか。最後の作品もおちが効いている感じです。中島敦の作品(?)を思い出しました。2016/04/23

へくとぱすかる

123
最も感心したのは、『こちらX探偵局/怪人幽鬼博士の巻』。もしも映像・ドラマにするなら、どうしたらいいのか考えこんでしまった。しかしそこを何とか、ラジオドラマ化の方法を思いついてしまった私です(笑)。どちらかと言えばホラー作品。しかし作者が芦辺さんですから、これこそはミステリ的だという要素でいっぱい。古本とミステリとの相性はやはり抜群だった。2019/04/02

青蓮

102
また買ってしまったーー古書店で購入した本によって不思議な体験をする「私」。「帝都脳病院入院案内」「這い寄る影」「こちらX探偵曲/怪人幽鬼博士の巻」「青髯城殺人事件 映画化関係綴」「時の劇場・前後篇」「奇譚を売る店」からなる短編連作6編。全体的に「世にも奇妙な物語」のようなテイスト。題材や雰囲気は好みなのですが軽妙なノリ(言い換えると読みやすさ)が「幻想怪奇」を損なってるように感じました。もう少し凝った文章だったら、印象は違ってたのかなと惜しい気がします。これは私の好みの問題かもしれませんが。着想は面白い。2016/07/19

sin

87
この感想を綴っているということは、無事にこの本の呪縛から逃れられたということだろうか…などとあとがきや解説に習って書き初めてみましたが、最後の一篇に読者を云いようもなく縛りつける灰汁の強さという感じはなく、なんというか作者のバランス感覚の様なものが働いているからでしょうか?理性的なものが作品を支配していて、わりと好みで面白い短編集でしたが、逃れられないまでの神秘性は感じられませんでした。2016/01/20

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