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出版社内容情報
英国で“最底辺”の労働にジャーナリストが自ら就き、体験を赤裸々に報告。
内容説明
英国の“最底辺”労働に著者自らが就き、その体験を赤裸々に報告。アマゾンの倉庫、訪問介護、コールセンター、ウーバーのタクシー―ワンクリックに翻弄される無力な労働者たちの現場は、マルクスやオーウェルが予言した資本主義、管理社会の極地だ。グローバル企業による「ギグ・エコノミー」という名の搾取、移民労働者への現地人の不満、持つ者と持たざる者との一層の格差拡大は他人事ではない。横田増生氏推薦の傑作ルポ。
目次
第1章 アマゾン(ルーマニア人労働者;懲罰ポイント;人間の否定;炭鉱ととみに繁栄を失った町;ワンクリックの向こう側)
第2章 訪問介護(介護業界の群を抜く離職率;観光客とホームレスの町;介護は金のなる木;ディスカウント・ストアの急伸;貧困層を狙うゲストハウス)
第3章 コールセンター(ウェールズ;「楽しさ」というスローガン;古き良き時代を生きた炭鉱夫たち;生産性至上主義;世界を均質化する資本)
第4章 ウーバー(ギグ・エコノミーという搾取;単純な採用試験;「自由」の欺瞞;価格競争で失われる尊厳;労働者の権利と自主性)
著者等紹介
ブラッドワース,ジェームズ[ブラッドワース,ジェームズ] [Bloodworth,James]
英国人ジャーナリスト。現地で影響力のある左派系ウェブサイト“Left Foot Forward”の元編集者。大手紙インディペンデントやガーディアン、ウォール・ストリート・ジャーナル等にコラムを寄稿
濱野大道[ハマノヒロミチ]
翻訳家。ロンドン大学・東洋アフリカ学院(SOAS)卒業、同大学院修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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はっせー
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こも 旧柏バカ一代
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