出版社内容情報
吉原会所の若い衆が事件に巻き込まれ、神守幹次郎が解決に乗り出すのだが……。テレビ化でさらに人気沸騰! 待望の書下ろし。
内容説明
吉原裏同心の神守幹次郎に、かつて出奔した豊後岡藩から復藩の話が舞い込む。突然の話に訝る幹次郎だったが、そんな折り、吉原に出店を持つ呉服屋の主が殺された。探索を続けるや、名門旗本の存在がちらつき、背後には吉原乗っ取りを狙う新たな企てが浮かび上げる。難問山積の幹次郎はかつてない大捕物に豪剣で立ち向かう―。超人気シリーズ、待望の第二十三弾。
著者等紹介
佐伯泰英[サエキヤスヒデ]
1942年北九州市生まれ。大学卒業後、闘牛カメラマンとして海外で活躍後、主にノンフィクション作品を発表する。’99年初の時代小説「密命」シリーズを手始めに、次々と時代小説を発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
132
吉原裏同心「狐舞」23巻。裏同心らしい物語でした、復藩は新たな発展か?加門麻さんの肌身離さず持っていた手拭いを幹次郎さんに預けた意図は、次巻が待ちどうしいですね。2015/10/27
KAZOO
111
今回も主人公は大活躍です。私はあまり本筋と関係なのであまり気にはならないのですが、結構主人公と太夫の関係を気にしておられる方が多いのですね。作者の意図に乗っかってしまっている感じです。私はそれよりも吉原の中の対立のほうが楽しめて全員一致の原則というのがあったのですね。如何に吉原の活気を戻すかということで正月の主人公の発案が大成功して、ということでここでも大活躍です。2017/12/12
いつでも母さん
88
シリーズ23弾。今回は良いです!(笑)やはり、こういうのが良い!裏同心はこうでなきゃ。今更復藩は無いだろうとは思うものの、まだまだ何かありそうでもあるなぁ。きっと。それよりも、薄墨の気持ちはわかるよー本当に!だけどね・・やっぱり幹次郎には、汀女なのだ!だが、姉様~(汗)!「吉原で生き抜く覚悟がようやく出来ました」麻の未練を断ち切ったこの言葉は悟りか?切なかった。また、次巻が楽しみになった今作だった。でも、そろそろ完結して欲しいです(笑)2015/10/23
kinupon
43
今回も吉原を狙う数々の陰謀の中で、主人公の活躍が見物です。薄墨太夫存在がいいですね。2020/06/06
冴子
43
幹次郎に豊後岡藩への復職の話。吉原に支店を構える呉服屋の番頭の娘が襲われた話、吉原に紋日が増えすぎて、客足が落ちており、それを元にもどそうと四郎兵衛が考えるが、呉服屋の話と繋がっていく。2018/10/10
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