内容説明
最新機器の導入により完璧な尾行システムを実現したメガ探偵社・押田探偵社の前に、尾行不可能が現れた。大合併を目前に控えた橋浦製薬の先代社長の自伝執筆を手伝う遠野尚子だ。万全の備えで尾行を開始するベテラン・村川昇平だったが、白昼、渋谷スクランブル交差点の真ん中で彼女は消失した。いかなる方法で?謎を追う村川の前に、橋浦製薬の暗部が浮かび上がる。
著者等紹介
両角長彦[モロズミタケヒコ]
1960年埼玉県生まれ。北海道大学中退、一橋大学卒。タウン誌編集部勤務など様々な職を経て、現在に至る。2009年、『ラガド―煉獄の教室』で第13回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞。日本推理作家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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拓真・優太
3
【図書館本】 ★★★★★★☆☆☆☆2015/05/13
綺楽院 /kiraku-in
1
初読み作家さん。解説をチラ見して「大○○」のドキハラスカッを期待して購入。リーダビリティいいなぁと読んでいくうちに、展開が気になり一気読み。冒頭というか一番の謎はイマイチぴんとこなかったですが、昔の仲間と恩師の顛末等、「大」を冠する所以の面白さは読み応えあり、読後感も良かったです。他も読もうー。2015/04/09
fkfk1982
0
なかなかに面白かった。まぁ最後はぶっ飛んでましたけど。ある意味、ハードボイルドのような気もしますが、だからこそ、一部にネタ的要素が入ってるのに安心する。2015/01/18