内容説明
職場では怪しい研究に没頭し、相手が誰であろうと命令口調。行動すべてが予測不能、態度は決まって傲岸不遜。しかし、不可解な事件の捜査に当たれば、その頭脳明晰ぶりで瞬く間に真相を解き明かす。彼は安孫子弘警視正。所属は警察庁情報分析支援第二室、通称“裏店”。江戸川乱歩賞作家が生み出した、唖然とするほどに強烈な名探偵が活躍する衝撃の連作ミステリー!
著者等紹介
遠藤武文[エンドウタケフミ]
1966年長野県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。2009年『プリズン・トリック』で第55回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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はつばあば
41
この安孫子警視は独身だろうな。偏屈だもの。いやいや世の独身者が全て偏屈というわけではない。うちの娘だって独身が居りますもの^_^;。ただ・・物の云い方が・・。今日は2冊とも言葉にひっかかる。名探偵、名刑事。ユニークなキャラを出すのもわからないわけではないが・・。余程我が家に困ったことが起こらない以外、お付き合いしたくないものだ。過去の未解決事件を解決したのは一件だけだったし・・。いまいち何か足りないと思うのは私だけか・・。でもこの作者さんのパワードスーツで次は楽しませてくれるかも知れない・・と期待しよう2015/09/12
coco
31
かなり個性的な安孫子警視正の推理が冴え渡る4つの連作短編集。この前にもう一つあるのを知らずに読んでしまったけど、大丈夫だった。犯人は当たりがつきやすいけど、最後、犯人逮捕で終わらない話もあり、楽しめました。表題作が一番印象に残った。前の作品と続編も読みたい。2015/01/17
すたこ
26
★★★★★面白い!強烈なキャラクターの我孫子警視正、とんでもなく嫌な奴だけど、クセになる(笑)恐ろしいほどの頭脳明晰さで事件解決してしまう。かっこいい!(気づかなかったけど、「トリックシアター」に出てたらしい!)脇役にしておくには勿体ない丸山巡査長と木下巡査も良い味出してて、とても好き。連作短編集ということで一つ一つのストーリーはそんなに長くないのだけど、読み応えもあり驚きもあり、すごく楽しく読めた!分かってしまったものもあるけれど、しっかりしたどんでん返しが見事。続編読みたい!2019/09/10
あや
21
読メのお気に入りさんのオススメしてもらい、読み始めました。安孫子警視正、傍若無人でなんか嫌なヤツなんだけど頭はキレるしちゃんと事件を未然に防いだり頼りになるかも!癖になりそうです。2015/08/29
マサキ@灯れ松明の火
13
我孫子警視正…はて?デジャヴが?あぁ…「トリックシアター」ですね。お久しぶりの我孫子警視正…推理能力は抜群ですが、いかんせん…性格が悪すぎますね………キャリアなのに「裏店」に閉じ込められている?何をやらかしたのでしょうね?そのうちに分かるかしら?シリーズ化しているようですので、次に行ってみます。2017/04/07
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