内容説明
妻に先立たれ、毎日を無気力に過ごす礼二郎。彼を変えたのは、絵画同好会での幸子との出会いだった。やがて二人は恋に落ち、喜びも悲しみも分かち合いながら愛を育む。たとえ周囲の人間に後ろ指をさされようとも。だが、礼二郎は不意の病に蝕まれて…。ときめきを忘れかけていた男女が、限られた時の中で紡ぐ切実な恋愛模様を、まばゆいほどに美しく描く感動作。
著者等紹介
盛田隆二[モリタリュウジ]
1954年東京生まれ。’90年のデビュー作『ストリート・チルドレン』で野間文芸新人賞の候補に、’92年『サウダージ』が三島由紀夫賞の候補になる。「ぴあ」の編集者を経て、’96年より作家専業。2004年に刊行された『夜の果てまで』が30万部を超すべストセラーに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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