内容説明
夏目影二郎の元に、旧知の韮山代官・江川太郎左衛門からの依頼がきた。砲術の名手として知られる高島秋帆を警固してほしいとのこと。自らが捕縛されるまでに弟子たちに「砲術稽古」をつけんとする高島の熱意に、「稽古場」豆州に同行することにした影二郎だが、それを阻もうと追う南町奉行・鳥居耀蔵一派との死闘が待っていた―。ますます絶好調の決定版第十一弾。
著者等紹介
佐伯泰英[サエキヤスヒデ]
1942年北九州市生まれ。大学卒業後、闘牛カメラマンとして海外で活躍後、主にノンフィクション作品を発表する。’99年初の時代小説「密命」シリーズを手始めに、次々と時代小説を発表。文庫書下ろし作品のみで累計4000万部突破の快挙を成し遂げる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
98
後半になったら、だいぶ敵役で鳥居耀三の出番が多くなってきたようです。遠山の金さんも出ますがやはりここでは主人公がいるのでちょっとしか出てきません。国定忠治もそろそろ最後の時が近づいているような感じです。今回は江川太郎左衛門から高島秋帆の用心棒を伊豆まで頼まれる仕事でした。やはり主人公は強い。2018/06/22
やま
47
【再読】 長崎会所調役頭取の高島秋帆(しゅんはん)は、徳丸ヶ原の演習場で西洋式大砲の演習を行なった。その威力に観覧した幕府高官をはじめ多くの者から最新の西洋式大砲の威力に驚かされる。と、同時にイギリスなどの外国の脅威を肌で感じる。その頃、イギリスは清国(現在の中国)へ阿片を売ることで儲けていたが。清朝政府が、阿片密売の全面禁止を通告したことで戦争となった。清朝政府は、近代的な武器を持つイギリスにかなうはずがなく完敗した。イギリスの次の狙いは、日本である。2024/12/23
かいちゃん
24
2,3冊前くらいから、狩りの意味が変わったんですね。今回はわりとあっさりした対決でした。蕎麦餅を食してみたいものだ。2021/05/10
Syo
9
凄いね2025/05/21
yasu7777
2
★★★☆☆2019/05/14