内容説明
銀行員として出世コースに乗るのか、平凡な道を歩むのか。中央銀行に勤続七年目、小田切正雄は勝負の夜を迎えていた。二流の私大を卒業、このままでは運が良くても地方の支店長止まり。だが目の前にいるワンマン頭取の姪を口説き落とせば、話は変わる。結婚まで持って行けば、閨閥を利用して一気に道は開ける!サラリーマンのストレスを吹き飛ばす傑作!
著者等紹介
豊田行二[トヨダコウジ]
1936山口県生まれ。早稲田大学大学院経済学研究科修士課程修了。新聞記者を経て、山口県選出代議士の秘書を6年間勤める。処女作「示談書」で、’68年上期の「オール讀物」新人賞を受賞。同作品は、第59回直木賞の候補にも挙げられた。政財界の内幕を描いた小説で評価を確立し、その後、エンタテインメント全般で活躍。’96年に死去。著作は450冊に及ぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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