光文社文庫<br> 白日夢―素行調査官

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光文社文庫
白日夢―素行調査官

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  • サイズ 文庫判/ページ数 496p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784334765774
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

一人の元潜入捜査員が自殺した。薬物捜査のエキスパートとしてめざましい実績を持つ男。だが、公金流用を理由に依願退職に追い込まれていた。さらに退職時、大量の覚醒剤を持ち出していたというのだが…。警視庁監察係の本郷岳志と仲間は、彼を裏切り死に追いやった警察内部の黒い人脈に気づく。「警察の中の警察」が巨悪に立ち向かう圧巻のエンタテインメント!

著者等紹介

笹本稜平[ササモトリョウヘイ]
1951年千葉県生まれ。立教大学社会学部社会学科卒業。2000年、『ビッグブラザーを撃て!』(『暗号―Back‐Door』改題)にて作家デビュー。’01年には『時の渚』で第18回サントリーミステリー大賞・読者賞をダブル受賞した。’03年の『太平洋の薔薇』で第6回大藪春彦賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ロッシーニ@めざせ正社員

25
シリーズ2作目は、元警官の自殺から物語が始まります。 警察上層部の隠蔽工作やらもみ消し方が、なんかもうえげつないというか、腹立たしいというか。そんな腐った体質の警察組織に見切りをつけるのではなく、いい方に変えようという本郷たちの決意がかっこいいです。2014/12/13

Tadashi Tanohata

21
「胸ポケットの携帯が鳴った。慌てて応答する」携帯が鳴るたびのこのくだりは山岳小説同様、真面目な先生ならではだ。山脈に立ち向かうか巨悪に立ち向かうか、一歩一歩詰め寄るテクニックを堪能する。それにしても警察はそんなに腐っているのか。身近にもいるけど彼は真面目で、足の速さは憧れる。2024/08/23

うめ

20
また第二弾と知らずに読むものの、問題なかった。ボリュームも謎もエンタメとして丁度良い◎起承転結の転は弱めだけれど、それも良い◎なにより、突出した能力が無くて、もがいたり悩んだりしつつも、しっかり締めるところはしめ、何気に仲良しな3人を見るのが良い。癒される。キャラクターものと言えなくも無い。ドラマとかで映えそうな設定。ちょいちょい挟まれるハードボイルドな台詞も◎。シリーズ追いたい。2018/01/06

ヨーコ・オクダ

19
警視庁の監察チームがグイグイやってくれる!途中、正義臭さがこちょばく感じたりする部分があるものの、テンポ、ボリュームともにうち好みやった。ヤーさんと警察の癒着話、警察内での出世レース話は、警察小説ではお馴染みの材料やけど、監察官と探偵の連携プレーや監察官を嫌っていた人物がコロッと味方についてくれたりと、若干都合が良過ぎるwエッセンスが加わることによって、脱ありきたり!!次作も楽しみ♪2015/03/29

Yuri

14
潜入捜査官の自殺に端を発した警察組織絡みの様々な隠蔽工作。監察官の本郷たちが組織相手に悪事を暴くスリリングな展開が面白かったです。シリーズ2作目らしく、1作目からちゃんと読まなきゃって思ってます。2021/09/03

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