光文社文庫<br> 寺侍市之丞 打ち壊し

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光文社文庫
寺侍市之丞 打ち壊し

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  • サイズ 文庫判/ページ数 278p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784334765439
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

冷夏霖雨のため米価が暴騰する文化五年、江戸の米問屋が相次いで襲われた。寺侍の棚橋市之丞は不順な天候と貧しさに喘ぐ者たちに心を痛めていたが、飢える者のために炊き出しをしている寺があると聞き、訪ねることに。しかし、そこに違和感を覚えた市之丞は、その寺を調べ始める。寺を舞台に繰り広げられる大活劇。江戸情緒と爽快感満載。待望のシリーズ第四弾。文庫書下ろし長編時代小説。

著者等紹介

千野隆司[チノタカシ]
1951年東京生まれ。國學院大學文学部文学科卒。’90年「夜の道行」で第12回小説推理新人賞を受賞。時代物シリーズを始めとする著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぶんた

2
市之丞さんは、祥と雪絵どっちもすぎたもんじゃといいながら、どっちにもそれなりな態度は嫌じゃわぁ。 働きぶりはいつもながらの一件落着に、今までの登場人物達が協力者として増えて再登場にワクワクする。2018/03/21

ひさか

2
4巻めは、無理の無い、捕物仕立てのお話で、楽しめました。宿敵めいたお庭番が暗躍するし、大奥での情報収集等見せ場も多かったです。雪絵と祥と市之丞の関係も面白い。次巻も期待します。2013/10/22

ナツメッグ☆

2
「打ち壊し」にからむ、思わぬドラマの展開をてきぱき書き進む筆致が心地よい。大奥勤めの淡路の悲しい過去と雪絵、市之丞の現在をうまくつないだのは筆者の巧みの技か。巻末の"それを聞いて、市之丞は困惑している。……(雪絵も祥の)どちらも自分には過ぎたるものだと感じたからだった。"と終えているのが意味深。 後ろ盾の阿部正精の復権と、ダブルヒロインとの恋のさやあての決着もそろそろ見たいところ。読みどころ充分の次回作に期待(^-^)。2013/03/16

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