光文社文庫<br> 誘拐犯の不思議

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光文社文庫
誘拐犯の不思議

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  • サイズ 文庫判/ページ数 483p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784334765217
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

「心霊写真家」が取り出した三枚の写真。それを見た二之宮彩子は、十ヵ月前に自らが誘拐された事件の顛末を語り始める。写真に写る男が、犯人の一人だというのだ。彼女は無事救出されたが、身代金は消え、事件は未解決のまま。捜査に乗り出した彩子の恋人・水乃サトルの前に、完璧に構築されたアリバイが立ちはだかる。名探偵と誘拐犯の息づまる対決。長編本格推理。

著者等紹介

二階堂黎人[ニカイドウレイト]
1959年東京生まれ。’90年第一回鮎川哲也賞で『吸血の家』が佳作入選。’92年の『地獄の奇術師』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

マッちゃま

13
以前に読んだサトルシリーズは少し軽く思えて良い印象を持てなかったのですが、今回は僕が慣れたのか?変にイヤな印象も感じずに楽しく読了できました。過去に起きた未解決の誘拐事件。解放された人質が盗み見た犯人の1人は事件後に殺害されていた。誘拐モノというよりスリーピングマーダーモノといった感じで探偵役の水乃サトルらが坦々と真相に近付いていく。ストーリーの約4割を割いて描かれた誘拐劇は氏らしい展開で、きっと隠された謎が有るハズと謎探しに嬉々して読めて楽しむことができました。2016/09/27

ひで

9
犯人は大体解っていたけど、トリックが?2017/02/12

ひげお

5
特殊相対論~というネーミングはどうかと思いますが、話としては楽しめました。心霊写真とのカラミはよくわかりませんが、次作への伏線なのでしょうか? 2014/08/30

紅羽

5
水乃サトルシリーズの学生編。作品ごとに彼女がコロコロ変わっていくサトルさん。発端はある心霊写真。そこから複数の事件が複雑に絡み合い、やがて一つの結末に集束していく。本筋は面白かったのですが、サトル登場までが結構長くて中々読書が進みませんでした。2013/08/20

kagetrasama-aoi(葵・橘)

2
水乃サトル(大学生)シリーズ、第五作目。アリバイトリックは丹念に読んでいくと、大体想像がつきます。フェアな書き方が二階堂氏の信条ですから。動機はちょっと偏執狂っぽいんですが、そういう人もいるかなぁ……って感じです。今回のお話は、紫苑がワトソン役みたいな登場の仕方でそれが嬉しかったです。宜子さんが全く登場しなかったのは、ちょっと気になりましたが。それにしても、”心霊写真”は、アリバイ崩しの道具としては納得いきますが、上祐って何者?次回作は上祐が絡む心霊ものなのかしら?次回作が気になります。2017/03/04

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