光文社文庫<br> リビドヲ

光文社文庫
リビドヲ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 595p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784334764616
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

バブル期の東京で凄惨な連続猟奇殺人が発生する。やがて重要参考人として浮上したのは、失踪した映画会社社員だった。彼が姿を消す直前に見ていた、製作が中断されお蔵入りとなった昭和30年代の映画。そこに映し出された何かが事件を解く鍵なのか!?捜査一課の柿澤刑事は、驚愕の真相へと踏み込んでゆく―。想像を遙かに超える展開とスケール、衝撃の問題作。

著者等紹介

弐藤水流[ニトウミズル]
1966年福岡県生まれ。映画館勤務などさまざまな職を経験した後、2009年に鈴木光司氏、平山夢明氏の推薦を受けた『リビドヲ』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とくけんちょ

43
スケールがでか過ぎる。この小説のジャンルは何なんだろうか。読み終わっても、絞り切れなかった。昭和と平成を行き来しながら、ストーリーは進み、テーマとしてあるのは、阿部定事件。犯人と動機と犯行態様と、これらを明確にして終わって欲しいという、私の基本スタンスは裏切られっぱなし。おそらく、読み手を選びます。まず、最後まで読めるかどうか、読者の力が試されます。2019/03/03

crazy cool joe

10
読んでいていい感じに面白いと思っていたら量子とか平行世界とかおやっと思っているとまさかの…。ホラーは普段読まないから珍しくてなかなか興味深い内容だった。あのままのミステリーで読みたかったな。面白かった!2015/09/15

tenma

8
ホラーと言うほど怖さが無く、ミステリーと言うほど謎解きも無く。どちらかに寄れば、もう少し面白かったのに。▼ホラーのSF落ちのような話。こうなると、「ループ」を読んでいるようで正直がっかりした。ただ、説得力はある様な。▼次は誰かという部分にもう少し工夫をしていれば、忍び寄る恐怖を表現できて良かったのに。それと凶器があれだとお笑いになりそう。2013/03/22

JKD

6
ドキドキしながら中盤あたりまで一気読み。登場人物の絡みが複雑なので途中で読み返しながら何とか理解。不思議な話だった。2012/09/27

読み人

5
阿部定事件をモチーフに繰り広げられる過去と現在の事件。解説にもあるように名作リングにつながる部分もあり。伏線というか丹念に練られた部分もあるがもう一歩何かが足りないような。推理小説とホラー小説の狭間な印象。別の作品も読んではみたい。2016/05/24

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