内容説明
岡っ引き・七五郎が無惨な死骸で見つかった。一人娘のお蝶は仇討を誓うが、下手人は薮の中。父の十手を返しにいったお蝶は、南町奉行所吟味方与力から新たに十手を拝領することになった。夫となった虎三と夫婦で事件の探索に当たっていた折、七五郎惨殺事件の糸口がつかめた。そして浮かび上がった「真相」とは―。本邦初の「夫婦目明し」シリーズ第一弾登場。
著者等紹介
和久田正明[ワクダマサアキ]
1945年静岡県生まれ。テレビ時代劇の脚本を多く手がけた後、現在では時代小説の執筆に専念している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とし
45
夫婦十手シリーズ1巻。2012年の12月に読了してました。本棚登録時に気が付きましたが内容すっかり忘れておりました(>_<)岡っ引きで、お蝶さんの父親が殺され、夫ととなった虎三さんと、二人して跡を継ぎ活躍する筋書き。殺伐とした場面があまりなく、なんとなくほんのりとした事件解決で楽しめる、二人共通の幼馴染の九女八さんのキャラがなかなか面白い引き立て役をしています。2014/01/20
喪中の雨巫女。
11
《母-図書館》 新婚夫婦が、岡っ引きになって大活躍。続きが、楽しみです。2013/09/03
天笑院たか姫
7
岡っ引き・七五郎が無惨な死骸で見つかった。父の十手を返しに行った娘のお蝶は、南町奉行吟味与力から新たに十手を拝領することになる。七五郎が亡くなる前に幼馴染の虎三と一緒になりたいと言っていたお蝶は、夫婦となり、父の死の真相を追う。お蝶の推理が冴えわたり、今後が楽しみです。2016/08/15
akogoma@灯れ松明の火@SR推進委員会
3
ふむ。夫婦で岡っ引きという設定は悪くないのだが、なんだか物語全般の収まりが悪い。状況説明のところはまだましなのだが、会話のシーンがどうにもねぇ。。何がどう、といわれると説明しにくいのだが・・・買わなくて良かったとちょっと思ったり(失敬)。2013/01/08
総代
2
夫婦でめあかしって、自分の知るかぎり実に初めての設定。岡っ引きの七五郎の一人娘が、探索中にも惨殺された父に代わり十手を預けられて新婚の夫とともに十手持ちに。幼馴染み(主人公に結婚を申し込み、撃沈)など今からスパイスの効いてきそうなキャラもいてるにはいるが、物語中の時代考証が自分には?な部分が多々あった。現代の価値観とは異なることもあったはずだけど、なんだかその辺が無視で主人公は完全に現代人の感覚。2012/05/01