光文社文庫<br> 天下を善くす―御算用始末日記

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光文社文庫
天下を善くす―御算用始末日記

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  • サイズ 文庫判/ページ数 404p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784334763770
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

尊皇攘夷の風が吹く幕末。武士たちは生活の拠り所を失いつつあった。かつて、幕府御算用者として諸藩を救った生田数之進と盟友の早乙女一角。二人は、十三代将軍家定御台所の天璋院篤姫から葵の御紋が記された手札を託された。徳川の時代が終わろうとする混迷の江戸で、再び彼らが「千両智恵」を駆使し、武士に生き方を指南する。「御算用日記」シリーズ新展開。

著者等紹介

六道慧[リクドウケイ]
東京両国生まれ。「本所七不思議」のひとつ「おいてけ堀」の近くに、いまも生家がある。ファンタジーノベル、伝奇小説の分野で活躍後、時代小説を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

zag2

14
設定やストーリー自体は面白いのですが、御算用日記シリーズを読んでいないせいか、登場人物たちの関係がさっぱり頭に入らずに混乱。読み始めて数ページ目の、主人公の台詞「半世紀」…って幕末の武士が50年の意味で半世紀は使わないよなあと、つまらぬところに引っ掛かったりして、残念ながらあまり楽しめずに読了しました。御算用シリーズを先に読むべきなのかな、これは。2021/07/28

onasu

9
シリーズ名称が、ちと違うぞ、て読み出したら、玉手箱を開けてしまったが如く、数之進と一角は傘寿のお爺さん、じゃない79歳に。  いきなりのご長寿に戸惑っていると、場面は開城前日の江戸城内、御簾の向こうには、あの有名なお方。この時分で、幕府御算用者て言ってもな、てなところから、気付けば、以前読んだような設定。数之進は、苦労を背負い込むマゾ?で、この道は、いつか来た道〜♪  てっきり、これでシリーズ終了かと思いきや、ここからリスタートだとか。ぼちぼち半世紀分も、描いていただくとするか。2012/08/01

だいしょう@SR推進委員会

9
まずはびっくり。半世紀以上も年月が過ぎちゃって、明治の新時代を御算用者が活躍するのだ! 侍のアイデンティティーが失われる混乱の時期。果たして侍の矜持を持ちつつ惑う侍たちの尻を叩けるのか、数翁、角翁。(イケメン一角の爺姿は見たくなかったかも…)楽しかったのは彼らのその後と孫の存在。微妙に似ているところが何とも笑える。にしき堂の主人がツボだったかしらん。老体ながら、心意気は昔のまま。あまりの元気さに、時の流れを忘れそう。おばちゃんの自分には、心強いシリーズになりそうです。2012/06/09

蕭白

6
まずはまさかの展開にビックリでした。次は数之進と世津さんの結婚の話かと思っていたので。でもそれぞれが想いを遂げられたようなので、良かったです。今作は孫たちが登場です。まずは人物紹介という感があったので、これからに期待したいです。2012/03/28

めにい

5
あれから60年?よぼよぼの二人が老いた目と耳痛む腰にもめげず、明治の世を走り回る。悠々自適と思ったらなんと孫の代の借金が・・・悪夢がよみがえる~(笑)。数多の時代小説の中で愉快でためになり、ハラハラさせてくれる一番が戻ってきました。うれしいことに続きます!2012/03/24

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