内容説明
織田信長が台頭しようとする戦国の世。越前随一の商家「鍋谷」の娘・志乃は、何不自由ない暮らしを送っていた。しかし、父の抜け荷の罪が発覚し、苛烈な裁きが下る。両親は自害し、間一髪で逃げのびた志乃にも、生き地獄の日々が待っていた―。「いつか故郷に返り咲く」。時の権力者の盛衰に翻弄されながらも、誇り高く生き抜く、美しき女商人の波瀾万丈の半生。
著者等紹介
岡田秀文[オカダヒデフミ]
1963年東京生まれ。明治大学農学部卒業。’99年「見知らぬ侍」で、第21回小説推理新人賞を受賞。2002年には、『太閤暗殺』で第5回日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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