内容説明
ローマ「日報」の特ダネ記者が、交易の中心地オスティアで消息を絶った。捜索を依頼されたファルコは、これ幸いと家族ぐるみで猛暑のローマを脱出、港町での開き込みを始める。親友の警備隊長ペトロもまた、当地に駐留しており、都合がよい。―身代金誘拐グループの背後には、すでに駆逐されたはずの「地中海の海賊」が暗躍しているらしい。最大の問題は、カナヅチのファルコが、海を苦手としていることだった…。
著者等紹介
デイヴィス,リンゼイ[デイヴィス,リンゼイ][Davis,Lindsey]
1949年生まれ。オックスフォード大学卒業後、公務員から作家に。ファルコ・シリーズはこれまでに18作。つねに英米のベストセラー・リストに名を連ねる
矢沢聖子[ヤザワセイコ]
津田塾大学学芸部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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鐵太郎
10
ローマ人が必ず習うローマの歴史に書かれたように、地中海の海賊は偉大なるポンペイウス(BC106-BC48)によって退治されたはず。その功績によりポンペイウスはマグヌス(偉大なる)の尊称を得たはず。にもかかわらず、海賊がいる。なぜだ。はたして、何があったのか。全く泳げないファルコが海に投げ込まれる事件はなぜ起きたのか。今回はトイレのネタを含め、一気に楽しめました。2008/09/06
中島直人
2
読了2020/08/22
ミヤ
1
オスティア 2017/05/21
うしちゃん
0
親戚で話題にされない謎のおじさんがそうだったとは…道理で話題にされない訳です。2012/04/05