内容説明
ローマ皇帝ウェスパシアヌスは権力固めを税収においていた。その基礎となる国勢調査員に、ファルコとアナクリテスが名乗りを上げる。目をつけたのは、市民の熱狂的な人気を誇る剣闘士の興行界である。―査察を始めた矢先、闘技場のスターライオンと剣闘士が、相次いで不審な死を遂げる。事件の鍵は、猛獣たちの供給地、はるか北アフリカにありそうだ。かくしてまたも、ヘレナと赤ん坊連れの旅路が始まる…。
著者等紹介
デイヴィス,リンゼイ[デイヴィス,リンゼイ][Davis,Lindsey]
1949年生まれ。オックスフォード大学卒業後、公務員から作家に。つねに英米のベストセラー・リストに名を連ねる
田代泰子[タシロヤスコ]
国際基督教大学教養学部卒業
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