内容説明
ローマ皇帝ウェスパシアヌスは権力固めを税収においていた。その基礎となる国勢調査員に、ファルコとアナクリテスが名乗りを上げる。目をつけたのは、市民の熱狂的な人気を誇る剣闘士の興行界である。―査察を始めた矢先、闘技場のスターライオンと剣闘士が、相次いで不審な死を遂げる。事件の鍵は、猛獣たちの供給地、はるか北アフリカにありそうだ。かくしてまたも、ヘレナと赤ん坊連れの旅路が始まる…。
著者等紹介
デイヴィス,リンゼイ[デイヴィス,リンゼイ][Davis,Lindsey]
1949年生まれ。オックスフォード大学卒業後、公務員から作家に。つねに英米のベストセラー・リストに名を連ねる
田代泰子[タシロヤスコ]
国際基督教大学教養学部卒業
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感想・レビュー
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鐵太郎
7
ファルコの財務官の仕事とアフリカでの冒険の結末は如何に。ライオンと剣闘士が殺された謎は解けるのか。ユスティアヌスは見つかるのか。シルフィウムの謎はどうなるのか。この巻で、ファルコは始めて自作の詩の朗詠会を開きます。ファルコって、ハードボイルド風なキャラに似合わず詩人なんだよね。朗詠会の結果は... 言わぬが花か。2009/04/28
A
0
ファルコと宿敵だったアナクリテスとの関係がどうなっていくのか、次巻が楽しみ。2015/07/06
うしちゃん
0
今回はグラディエーター2012/02/23
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