内容説明
父親猫の名前はサム・スペード。となれば、その子どもたちの名前にはニックとノラがふさわしい…2匹の子猫たちの活躍を描いた表題作のほか、それぞれに個性的で愛らしく、頼もしい猫たちが登場!西洋に「猫には九つの命がある」という古諺がある。つまり「猫はなかなか死なない」という意味らしく、まさにその存在はミステリアス。猫好きのミステリー愛読者に贈る傑作アンソロジー!9作品を収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mizuha
13
雑誌「ジャーロ」に訳載された、猫に纏わる短編ミステリー。9編それぞれ趣向があって楽しめる。J.グレープの表題作、子猫ニックとノラの親の名はサム・スペード。ダシール・ハメットとは、憎いね。2014/10/14
寧々子
8
猫が登場するミステリーが9作品収録されていますが、残念ながら殆どの作品は取って付けたように猫が登場するだけ。 猫視点の作品は「猫ミステリー、犬ミステリー」と「子猫探偵ニックとノラ」の2編だけ! 短編のせいかミステリーとしての読み応えも面白さもイマイチ・・・ でも、読み応えのある作品が3話あった♪ 「フランケン・キャット」はサスペンスっぽい雰囲気に惹かれ、「子猫探偵ニックとノラ」は特に妹猫のノラが賢くて好奇心旺盛で可愛い~♪ 「ドクター・カウチ、猫を救う」は祖父と孫の仲睦まじさに和みました!2015/02/18
keik29
6
「ジャーロ」掲載作品から。2022/12/10
杏
1
こう古き時代の翻訳ものって感じ・・・ ミステリというほど謎解きでもないし、そこまで猫が可愛いかというと一部除いてそれほどでも、かもしれない2019/09/01
shibatay
0
元旦から猫ですw 猫が出て来るミステリーがいっぱいのアンソロジー。楽しい。2007/01/01