内容説明
恐喝事件がきっかけで、管区検察局から個人情報のファイルが盗難に遭っていたことが発覚した。盗みの実行犯は、折しもアナスタシヤが手掛けていた殺人事件の被害者であった。口封じのためなのか、犯人の真の目的は?捜査を進めるうち、やがて局面は、科学省管轄のある研究所で開発中の、軍事機密に属する戦慄のプロジェクトへと辿りつく…。本書でアナスタシヤは結婚を決意!恋人との14年もの長き春にピリオドが。
著者等紹介
マリーニナ,アレクサンドラ[マリーニナ,アレクサンドラ][Маринина,Аександра]
1957年レニングラード(現サンクトペテルブルク)生まれ。モスクワ大学法学部を卒業後、ソ連邦内務省アカデミーに配属。諸機関で異常犯罪者や凶悪犯を刑務所で面接しながら犯罪行動学や犯罪予測の研究に従事した。ロシアミステリー界の第一人者
佐々洋子[ササヨウコ]
1950年、山形県生まれ。東京大学大学院博士課程中退。ロシア文学を専攻。東京水産大学非常勤講師
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