内容説明
S.プレストン。イエール大卒。一流出版社勤務。典型的な中年エリートだが、問題は酒。同僚、家族から強制されてニューメキシコのアル中更生施設に送り込まれる羽目に…。元大リーガー、娼婦、ホモ、女優…。アル中とジャンキーが繰り広げられるハチャメチャな人間ドラマ。そして、施設内で死体が発見されたことから…。映画『ジョーズ』の原作者が、自らの体験をもとに、軽妙なタッチで描く“中年男のアイデンティティ回復”ストーリー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
カッパ
11
1993年の本。作者は父も作家のピーターベンチリー。自分もアルコール依存症だった経験をもとに書いたとされる。 もう26年も前の本なのだが日本ではいまだアルコール依存症はこの本の中の治療までも達していないようにも感じられる。入院するまでの協力体制や何事も見通したかのような過去ジャンキーの黒人のカウンセラーもいない・・・・。 立ち直っていく話なので少しすくわれた気がする。2019/11/05
きたくり
0
アル中更生施設の人間模様。心理描写が鋭くていろいろと深い!でもユーモラスで面白く読めた。2016/08/25
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