光文社古典新訳文庫<br> 転落

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光文社古典新訳文庫
転落

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  • サイズ 文庫判/ページ数 228p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784334754778
  • NDC分類 953
  • Cコード C0197

内容説明

アムステルダムの場末のバーでなれなれしく話しかけてきた男。彼はクラマンスという名のフランス人で、元は順風満帆な人生を送る弁護士だったが、いまでは「告解者にして裁判官」として働いているという。五日にわたる自分語りの末に明かされる、彼がこちらに話しかけてきた目的とは?

著者等紹介

カミュ,アルベール[カミュ,アルベール] [Camus,Albert]
1913‐1960。仏領アルジェリア出身のフランスの作家。家庭の貧困や結核に苦しみながら、アルジェで大学までの教育を受ける。演劇活動や新聞社での仕事などを経て、1942年に人間存在と世界の不条理を主題として小説『異邦人』と哲学エッセー『シーシュポスの神話』を刊行。戦中・戦後はパリでレジスタンス的姿勢の新聞「コンバ」の編集に携わり戦争についての論説を発表した。1947年に小説『ペスト』で高い評価を得た後も、長篇『転落』、短篇集『追放と王国』、戯曲『戒厳令』『正義の人びと』、哲学エッセー『反抗的人間』などを発表し、1957年にノーベル文学賞を受賞した。1960年、自動車事故により46歳で死去

前山悠[マエヤマユウ]
1981年新潟県生まれ。パリ第七大学(現パリ大学)博士課程修了(文学博士)。学習院大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。大分県立芸術文化短期大学専任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ポテンヒット

14
この本は解説やあとがき、ネタバレ感想を最初に読まないで本文を読んだ方が数倍面白いと思う。話しかけてきた男クラマンスのいう「告解者にして裁判官」とはどういう意味なのか、彼に何があったのか、近づいてきた理由は何なのか、「転落」とは何を意味するのかを探りながら読む面白さがある。彼の人間を見据える悪魔のような冷徹さに心奥を覗き込まれた思いがして肝を冷やす。読了後に解説を読んで、カミュがこの本を書いた背景を知り唸る。2023/06/23

fseigojp

13
読書会課題本 カミュ最後の小説(未完はあるが、完結はこれが最後) 長編は、異邦人、ペストとこれだけ いかに若くして名声をえたかがわかる ちなみにノーベル文学賞の最若年受賞はキップリングで41歳、カミュは43歳で2位だ2023/08/05

てつを

6
クラマンスが誰に向けて論じているのかを明かす場面に至るまでそれを楽しみにしながら、「告解者にして裁判官」とはなんなのかを追い続けた。なかなか本題に帰ってこない語りの中にも本題と僅かに交わるテーマや論理が認められ、徐々に「告解者にして裁判官」の輪郭が掴めてくる。自らの罪を(あたかも普遍的な過ちかのように)告白することで周囲から裁かれることを避け、普遍的な過ちを告白しない罪人たちに対して裁判官の態度でいられることが、それなのかな。SNSを例に挙げる訳者あとがきが結構面白かった印象。2023/07/31

フリウリ

5
「いい人」であることを放棄し、わざと人の嫌がることを言ったりやったりする人。いつの時代にもこういう人は存在するし、自分のなかにもそのような人間性は見出しうると思えたので、主人公クラマンスの一人語り自体は、普通に読めました。「告解者にして裁判官」とは、自分の罪は進んで白状するけれど、裁けるのは自分だけ、ということと思いますが、特に最後のほうはカトリックを下敷きに話が展開されるので、非キリスト者にはピンときにくい…。なので、別に大したこと言ってないよね、と思えるのですが、どうなのでしょうか。1956刊。62024/05/29

Fumitaka

5
東出祐一郎先生の『吸血大殲』で引用されていて知った小説。大戦が終わって間もないアムステルダムを舞台に、自らを「告解者にして裁判官」と自嘲しつつ、一方で「自分は謙虚な人間だから他人を攻撃できる」という傲慢さを帯びた主人公クラマンスの語りをひたすら聞かされるという話で、しかしその卑小さと再現性の高さは本質的な普遍性を具えている。印象としては『地下室の手記』に近い。カミュの人は俺の中だと身近なテーマを扱うのが上手い人という印象があるが、解説を読む限りでは本当に実体験(サルトルとの論争)に強く根ざしているようだ。2023/05/23

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