内容説明
アテナイ出身の軍人・文筆家クセノフォンが、師であるソクラテスの日々の姿を自らの見聞に忠実に記した追想録。師への告発に対する反論と、徳、友人、教育、リーダーシップなどについて哲学するソクラテスを、同世代のプラトンとは異なる視点で描いた、もうひとつの「ソクラテスの対話」。
目次
第1巻(告発者たちへの反論(一)―ソクラテスは神々を信奉しなかったか
告発者たちへの反論(二)―ソクラテスは若者たちを堕落させたか ほか)
第2巻(徳の道と悪徳の道について―アリスティッポスとの対話;親への感謝について―ランプロクレスとの対話 ほか)
第3巻(将軍術について;将軍の心得について ほか)
第4巻(教育の必要性について;己を知ることについて―エウテュデモスとの対話(一) ほか)
著者等紹介
クセノフォン[クセノフォン]
430~425‐355~350B.C.。古代ギリシャの軍人、文筆家。アテナイのエルキア区出身。若い頃にソクラテスと出会い、弟子となる。前401年にペルシア王子キュロスの遠征に参加し、キュロスの戦死後、1万人のギリシャ傭兵軍の退却を指揮する。前380年代にスパルタ領のスキルスに移り住み、以後は執筆を中心とする生活を送った
相澤康隆[アイザワヤスタカ]
1979年生まれ。山梨大学大学院総合研究部准教授。東京大学大学院人文社会系研究科基礎文化研究専攻博士課程修了、博士(文学)。古代ギリシャ哲学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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大森黃馨
みのくま
Akiro OUED