光文社古典新訳文庫<br> 人間のしがらみ〈上〉

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光文社古典新訳文庫
人間のしがらみ〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 649p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784334754570
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

『人間の絆』と訳されてきた文豪サマセット・モームによる自伝的な小説で、『月と六ペンス』と並んで読み継がれてきた傑作。

内容説明

幼くして両親を亡くした少年フィリップ。寄宿学校での経験から自由を求め、外国生活に憧れてハイデルベルク、芸術家を夢見てパリ、就職を見据えてロンドンと、理想と現実の狭間をもがき進むが…。友情と恋愛、そして人生のままならなさを描き切る文豪モームの自伝的長編小説。

著者等紹介

モーム,ウィリアム・サマセット[モーム,ウィリアムサマセット] [Maugham,William Somerset]
1874‐1965。イギリスの劇作家、小説家。イギリス人の両親のもと、フランスで生まれる。幼くして両親を亡くし、イギリスの叔父に引き取られる。10代は学校生活になじめず読書に逃避。やがて演劇の面白さに目覚め、作家を志すが、現実的な選択として、医学校に入学。1897年、貧民街での実習経験をもとにした『ランベスのライザ』を出版。1907~1908年にはロンドンで上演された戯曲が次々に大成功を収め、社交界の名士となる。第一次大戦中は、英国諜報部員として諜報活動に従事。40代以降は、ヨーロッパ各地や、南太平洋の島々をたびたび訪れ、数々の短編を生み出した

河合祥一郎[カワイショウイチロウ]
1960年生まれ。東京大学教授。東京大学およびケンブリッジ大学より博士号を取得。著書に『ハムレットは太っていた!』(第23回サントリー学芸賞受賞)『シェイクスピアの正体』ほか多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やいっち

76
「幼い時分に両親を失い、叔父に育てられた作者自身の自伝的な教養小説」。さすがのモーム。読ませる。中野好夫訳「人間の絆」として2度は読んだ。久しぶりに手にしたが、とっても新鮮。初めて読んでる気がする。我輩の記憶力の悪さ……じゃなく、訳者である河合氏の巧みな訳のお陰と思いたい。感想はいいよね。2022/08/24

pika

4
とてつもなく面白い。半自伝的小説とは、と念頭に置いて読んで納得。その時々に感じた気持ちを冷静に分析していたからこその丁寧な筆致。フィリップはモームであり、自己分析しながら青春を生き抜いてきたんだと噛み締める。全てをさらけ出す姿勢が素晴らしく、面白い。夢に破れる展開や軽蔑しつつも惚れてしまい自己嫌悪に陥る部分は秀逸。何本ラインを引いたか。徹底した観察眼ゆえの哲学。共感しながら、分析された説明に気付かされることがたくさんあった。軽妙で流暢でするすると読んでしまえる。いつの間にやらページが進んでいるという感覚。2023/05/13

まし

4
百年も前の話なので風俗習慣は異なるけど人間の本音が克明に描かれているので、新鮮に臨場感をもって伝わってくる。 技術が進歩して便利になっても人間の本質なんてそんなに変わってないことがよくわかるね。2023/05/11

八百蔵

3
自意識過剰で、社会的地位がマズマズの若い者が迷い続ける話。結構我儘に生きていて、この巻の最後では、しっぺ返しを受けることになる。でも若い頃はこんなもんなような気もする。むしろ、選択肢に余裕があるのが、今の日本と比べると相当恵まれているような感じ。下巻につづく。2023/07/15

misuzu

2
かなり自己中心的なフィリップですが、今まで生きてきた中で経験してきた、様々な感情が呼び起こされてとても苦しくなる。小学生の頃に友人が誰か他の人と話しているだけで嫉妬したり。すっかり忘れていた感情だったのに。あれは苦しい。フィリップは画家になろうとパリへ赴く。私は音楽を勉強してきた。師匠から才能がないから、諦めなさいと告げられる場面。けれど、捨てられない。自分とリンクする。フィリップは絵をやめた様だけど、私は辞められていない。私の人生はなんなのだろう。そんな事考えずに、のんべんだらりと生きてきたのか。2022/04/01

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