内容説明
十字軍の停戦協定が成立したエルサレム。キリスト教徒のテンプル騎士に養女を助けられたユダヤの商人ナータンが、イスラムの最高権力者から「3つの宗教のうち本物はどれか」と問われる。「寛容と人類愛」を説いた思想劇。付録に“指輪の寓話”(『デカメロン』)、“寓話”(レッシング)。
著者等紹介
レッシング,ゴットホルト・エフライム[レッシング,ゴットホルトエフライム] [Lessing,Gotthold Ephraim]
1729‐1781。ドイツ啓蒙主義を代表する劇作家・批評家・思想家。フランスの古典主義を脱し、シェイスクピアをドイツに根づかせるなどして、レッシング以降のドイツの演劇と文学の方向を決定した
丘沢静也[オカザワシズヤ]
1947年生まれ。ドイツ文学者。東京都立大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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