光文社古典新訳文庫<br> 勇気の赤い勲章

個数:
電子版価格
¥913
  • 電子版あり
  • ポイントキャンペーン

光文社古典新訳文庫
勇気の赤い勲章

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2025年05月03日 17時45分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 288p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784334754129
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

一兵卒の揺れ動く心理を精緻に描き、アメリカ自然主義文学の先駆といわれる名作。

内容説明

戦場での英雄的活躍に憧れ、北軍に志願したヘンリー。進軍の停滞で焦らされた末に戦いが始まり、興奮のうちに射撃し続けた彼だったが、執念深く襲いかかる敵軍の包囲に遭うや、高揚はたやすく恐慌へと変わるのであった。南北戦争を舞台に色彩豊かに描かれるアメリカ戦争文学の傑作。

著者等紹介

クレイン,スティーヴン[クレイン,スティーヴン] [Crane,Stephen]
1871‐1900。作家・詩人・ジャーナリスト。シラキュース大学在学中に小説を書き始め、『ニューヨーク・トリビューン』紙の特派員も務める。大学中退後、マンハッタンへ。生前は長らく経済的困窮や結核に苦しめられ、28歳で死去した。アメリカ自然主義文学の草分けとされる

藤井光[フジイヒカル]
同志社大学文学部英文学科教授、翻訳家。北海道大学文学部言語・文学コース卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まふ

107
南北戦争の激戦を兵士の視線から見た戦闘記。南軍の名将リー将軍の6万名の精鋭に完敗したジョセフ・フッカー将軍麾下の北軍13万名の敗戦記録でもある。だが、小説はほとんど小隊レベルの戦闘の場面に終始して勝ったのか・負けたのかさえも分からない状態で推移する。「自然主義的戦争小説」と称される所以である。戦闘の状況はかなり細かく描写されるが、大砲、爆弾などの重火器が少ないためか、他の戦争記録に比して読んでいて心が暗くならない。掌編だが心にズシリと来る戦記物であった。G565/1000。2024/07/17

秋良

17
【G1000】戦争へ華々しいイメージを抱いて入隊するヘンリー。彼の視点から南北戦争を描く。歴史小説と違い、一兵卒の視点からのみ描かれるので戦況は定かでなく、兵士の高揚感や連帯意識、パニック、逃亡への後ろめたさ……と一人の人間が理想と現実のギャップにつまずき、やがて受容していく様子がリアルに描かれる。輝かしいヒロイズムの裏に透けて見える欺瞞や、それでもヒロイズムが無ければ戦えない(であろう)脆さまで、短いながら戦争の本質の一つを捉えた印象深い作品。2023/09/08

ハルト

11
読了:◎ アメリカ南北戦争の激戦地を舞台に書かれた作品。戦争に赴いた青年の、戦争における心理を生々しく表現されている。環境によってどう人間が変わるのかが緻密な筆で描かれており、戦争の無情さ愚かさが身に迫ってくるように感じられる。戦争文学の傑作と云われるのもわかる作品でした。2019/11/29

fseigojp

10
戦争小説の始まりだそうだ ヘミングウエイ推奨2024/10/10

qwer0987

10
戦争を理解するには戦場を俯瞰で見る必要がある。だが現場にいる兵士たちにそんなことはできず、どうしても地べたの視点となってしまう。本書の主人公は戦場にいながら自分の置かれている状況が理解できてない。部隊が移動してもどこに何の目的で行くかわからず、戦闘を行なっても勝ってるか負けているかわからない。実に生々しい描写だ。そのようにヒロイズムもメロドラマもなく戦争の現実が積み重ねられる。兵士たちは歯車の一つで使い捨てられるし、兵士は兵士で恐怖やパニックや高揚感に襲われる。それらの描写がすばらしく心に刺さる作品だった2022/07/07

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/14582676
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品