光文社古典新訳文庫<br> 存在と時間〈3〉

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光文社古典新訳文庫
存在と時間〈3〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 440p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784334753580
  • NDC分類 134.9
  • Cコード C0110

出版社内容情報

「ある」とはどういうことか? 20世紀最大かつ最難関の哲学書であり、哲学史上もっとも重要な書物の第3巻。

内容説明

第3巻はデカルトの存在論の誤謬を批判し、世界内存在としての現存在の空間性と手元存在者の空間性との関係から、世界の世界性を考察する。また、「共同現存在」「世人」などの概念から現存在とは誰なのか、他者とは誰なのかという実存論的な問いを考える。(第1篇第27節まで)

目次

第1部 時間性に基づいた現存在の解釈と、存在への問いの超越論的な地平としての時間の解明(現存在の予備的な基礎分析(世界の世界性;共同存在と自己存在としての世界内存在、「世人」))

著者等紹介

ハイデガー,マルティン[ハイデガー,マルティン] [Heidegger,Martin]
1889‐1976。ドイツの哲学者。フライブルク大学で哲学を学び、フッサールの現象学に大きな影響を受ける。1923年マールブルク大学教授となり、’27年『存在と時間』を刊行。当時の哲学界に大きな衝撃を与えた。翌’28年フライブルク大学に戻り、フッサール後任の正教授となる。ナチス台頭期の’33年に学長に選任されるも1年で辞職。この時期の学長としての活動が、第二次大戦直後から多くの批判をうける。大戦後は一時的に教授活動を禁止された

中山元[ナカヤマゲン]
1949年生まれ。哲学者、翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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hitotoseno

6
本巻の前半の内容はハイデガーも参照しているカントの「空間における方位の区別の第一根拠について」という短論文を読んでおけばほとんど理解できる。カントはこの論考でいかに我々の空間感覚が、幾何学の想定する空間感覚と食い違っているかということを、ハイデガーよりずっと端的に、かつ鮮やかに解き明かしている。2021/04/07

tsukamg

4
第四章第二十六節。他者との関わりや孤独についての解説を読んでいると、ものの見方を一変させられるような気分を味わった。興奮した。まだ先は長いが、はたと膝を打つような体験を初めてできたのがこの巻だった。読むのに二ヶ月かかったけど。あと、この文庫は、本編を一節読んだら、その都度解説を読んだ方が読みやすいと思う。2021/12/28

tieckP(ティークP)

3
前巻から時間を置いて読んだが、中山訳らしい豊富な解説のおかげで文脈を思い出して読み進められた。本巻の内容は分かりやすく、デカルトのところは言っている内容は陳腐だが、ハイデガーの思考方針が表れていて理解が進んだ。論旨としては、近代的な空間認識より前の心理的・主観的な(と捉えるのを著者は嫌がっており、実際には異なるのだが、しかしそう喩えるのが一番分かりやすい)認識で世界を見つめよう、という自己啓発書的な内容をいかに哲学に寄せていくかという感じで、良く言えばエモいが、悪く言えば説教くささが目立つようにも思える。2018/07/26

わたる

1
第3巻は主に空間と他者について考察する。 第2巻で示した世界の中での個別の存在者の間の関係性を考察するという立ち位置だろう。 存在者はその存在者の有用性を示す適材適所性を存在様式として持ち、特に手元存在者は空間性を「辺り」として持つ。この「辺り」と適材適所性から全体の適材適所性から手元存在の規定ができる。そして現存在は、道具の適材適所性を通じて他者と出会う。他者は同じ世界にいる現存在であることから現存在は共同存在なのである。ここで重要なのは他者が眼前存在的にはなく同じ世界の中に実存していることである。 2022/10/26

bigwada

1
現存在の空間性のところ(22〜24節)が特に難しい。世人(das Man)の考察は大衆批判として読んでもいいのかな。2020/05/08

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