内容説明
個人の自由への干渉はどこまでゆるされるのか。反対意見はなぜ尊重されなければならないのか。なぜ「変わった人間」になるのが望ましいのか。市民社会における個人の自由について根源的に考察し、その重要さを説いたイギリス経験論の白眉。現代人必読の今もっともラディカルな書。
目次
第1章 はじめに
第2章 思想と言論の自由
第3章 幸福の要素としての個性
第4章 個人にたいする社会の権威の限界
第5章 原理の適用
著者等紹介
ミル,ジョン・スチュアート[ミル,ジョンスチュアート][Mill,John Stuart]
1806‐1873。19世紀イギリスを代表する哲学者、経済学者。功利主義の始祖ベンサムの盟友だった父、ジェームズ・ミルによって幼少時から厳格な教育を受ける。ギリシャ語、ラテン語、ユークリッド幾何学、経済学などを学ぶが、学校教育は受けず、17歳で東インド会社に就職。専門職としての学者生活を一度も送ることはなかった。東インド会社退職後の晩年は、婦人参政権を要求するなど選挙制度改革に取り組んだ
斉藤悦則[サイトウヨシノリ]
1947年生まれ。元鹿児島県立短期大学教員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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