光文社古典新訳文庫<br> ジーキル博士とハイド氏

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光文社古典新訳文庫
ジーキル博士とハイド氏

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  • サイズ 文庫判/ページ数 159p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784334751951
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

街中で少女を踏みつけ、平然としている凶悪な男ハイド。彼は高潔な紳士として名高いジーキル博士の家に出入りするようになった。二人にどんな関係が?弁護士アタスンは好奇心から調査を開始するが、そんな折、ついにハイドによる殺人事件が引き起こされる。

著者等紹介

スティーヴンスン,ロバート・ルイス[スティーヴンスン,ロバートルイス][Stevenson,Robert Louis]
1850‐1894。イギリスの詩人・小説家・随筆家。エディンバラに生まれ、病弱の身ながら、ヨーロッパ、アメリカ西部、南太平洋の島々を渡り歩き、サモア諸島で没

村上博基[ムラカミヒロキ]
1936年生まれ。東京外国語大学独語科卒。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まふ

130
再読。どの人間の心にも存在する善悪二面性を「時間的」「肉体的」に純粋抽出し、悪の化身としてさらけ出させ、心行くまで愉しんだ化学者の末路は自殺でしかあり得ない。苦痛の結末が見えているにも拘わらず飛び込んでゆく人間の「さが」がリアルに疑似体験できる名作である。G1000。2023/08/21

優希

128
言わずと知れた有名作。二重人格の物語ではあるのですが、善悪の象徴でもあるように思えます。主人格である高潔な紳士・ジーキル博士と別人格の凶悪なハイド氏。いつしか徐々にハイド氏に体を乗っ取られていくのに鳥肌が立ちました。薬によって元来二分していた人格が統合されていく。しかもそこに「無意識」が介在しているのが何とも言えない怖さを感じさせます。ハイド氏に人格統一されていくことで歩む破滅への道。そこには善悪の根源的な要素があり、ふとしたことでどちらにでも傾く可能性があることを示唆しているような気がしました。2016/05/18

sin

82
科学が人間の中に眠る悪魔を目覚めさせる…発表当時はさぞかし読者の心胆を寒からしめたであろう。その最後の手記に至るまでよもや一人の紳士の内にこのような悪が眠っているとは…がしかしその正体を知って読んでいる自分には持って回った様な筋立てとしか受け止めることが出来なかった。ただハイド氏が映像世界で表現されている獣性を帯びた大男ではなく、嫌悪感のある小男という部分に深みを感じた◆英ガーディアン紙が選ぶ「死ぬまでに読むべき」必読小説1000冊を読破しよう!http://bookmeter.com/c/334878 2016/08/12

ナマアタタカイカタタタキキ

78
中二病的感性を擽る有名な話ではあっても、私も例に漏れず、直接手に取って読んだのは初めてで、さらに私は幸運にも細かい設定やオチも知らないままで読むことができた。ここまで善悪が極端なケースは稀でも、普段の社会的な表側の自分とは違う顔を密かに併せ持つのは、世の人々の殆どがそうではないだろうか。しかし、何れも自分自身であることは疑いようがなく、本作のようにそれらを分断してしまうことは、現実でも崩壊を招きかねないんだろうなと。人格は、明確に表と裏があるのではなく、球体のような形状をしていると、私はイメージしている。2020/05/05

HANA

75
再読。粗筋はもうネタバレを超えて常識の域に達している本書だが、読み返してみてこれほど面白かったのかと驚嘆した。謎めいたハイド氏の登場から奇妙にも思えるジーキル博士との繋がり、殺人と関係者の死を経て衝撃的なラスト、そして明かされる真相と物語の構成が極めて上手いのである。その為既に真相を知っているこちらとしても、倒叙式ミステリを読むような観点から楽しむ事が出来る。ラストで明かされるジーキル博士の苦悩も知ってなお恐ろしいし。真相を知っているからと敬遠している人にこそ、この面白さに触れてもらいたい一冊です。2023/05/06

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