内容説明
新進作家の「私」は、知り合いのストリックランド夫人が催した晩餐会で株式仲買人をしている彼女の夫を紹介される。特別な印象のない人物だったが、ある日突然、女とパリへ出奔したという噂を聞く。夫人の依頼により、海を渡って彼を見つけ出しはしたのだが…。
著者等紹介
モーム,ウィリアム・サマセット[モーム,ウィリアムサマセット][Maugham,William Somerset]
1874‐1965。イギリスの劇作家、小説家。イギリス人の両親のもと、フランスで生まれ、イギリスへ転居。当初医者を目指したが、その後劇作家として成功し、自伝的な小説やスパイ小説などを執筆した。第一次世界大戦中は情報部に勤務し、諜報活動に従事した。45歳のときに、画家のポール・ゴーギャンをモデルにした『月と六ペンス』が刊行される
土屋政雄[ツチヤマサオ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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