内容説明
美貌の青年ドリアンと彼に魅了される画家バジル。そしてドリアンを自分の色に染めようとする快楽主義者のヘンリー卿。卿に感化され、快楽に耽り堕落していくドリアンは、その肖像画だけが醜く変貌し、本人は美貌と若さを失うことはなかったが…。
著者等紹介
ワイルド,オスカー[ワイルド,オスカー][Wilde,Oscar]
1854‐1900。アイルランド出身の作家・劇作家。外科医で著述家の父と、作家であった母との間に次男として生まれる。自身の唱える芸術至上主義を身をもって実践し、ロンドン社交界で脚光を浴びる。29歳で結婚。『サロメ』『ウィンダミア卿夫人の扇』などの話題作を発表し時代の寵児となるが、同性愛の罪で逮捕・投獄。出獄後フランスに渡るも、3年後の1900年、パリにて客死
仁木めぐみ[ニキメグミ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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