内容説明
浅井長政を父に、織田信長の妹・市を母に三姉妹の三女として「ごう」は生まれる。長女の茶々は秀吉の側室・淀殿となり権力をふるい、次女・初は京極高次の妻となる。「ごう」は三度目の結婚で徳川家康の嫡子・二代将軍秀忠に嫁す。徳川と豊家の反目のなか、長姉を討たれたことを乗り越え将軍の妻として女の一生を全うとする。波乱に満ちた「ごう」の生涯を描く長編歴史小説。
著者等紹介
阿井景子[アイケイコ]
長崎県長崎市生まれ。佐賀大学教育学部卒業。出版社勤務を経て執筆活動に入る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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鍵ちゃん
3
浅井長政を父に織田信長の妹、市を母に三姉妹の三女として「江亅は生まれる。長女の茶々は秀吉の側室、淀殿となり権利をふるい、次女の初は京極忠高に嫁す。徳川て豊臣の反目の中、長女を討たれたことを乗り越え将軍の妻として、女の一生を尽くす。波乱に満ちたお江の生涯を描く長編。お江は臨月の状態で姉の淀殿に会見したりして現在では考えられたいことばかりだご、最後は姫なんだなと感じました。2020/06/26
m
2
超高速、江の生涯。読みにくい割に全てが淡々とさらっと過ぎていく。読みたかったのはこういう江じゃないんだよなぁ。他の作家さんが描く江も読んでみよう。2017/01/02
橘きこ
0
阿井さんの作品をずっと読んでいます。史実に基づいた丁寧な描写が魅力。難しい単語を調べると勉強にもなります。大河ドラマとは違うところもありますが、ごうの子ども達への母心が染み渡る作品でした。2011/11/05