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光文社文庫
追っかけ屋 愛蔵

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  • サイズ 文庫判/ページ数 357p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784334749149
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

雇われ先で揉め事を起こし逃げ出した奉公人を連れ戻す―それが「追っかけ屋」愛蔵の稼業だ。度胸があって人情に篤く、匕首を持てば首の皮一枚を切る凄腕。隣人の旗本次男坊・新九郎を相棒に、今日も江戸の街を捜し歩く。愛蔵が追う者たちはなぜ逃亡しなければならなかったのか…。繁栄する大都市の底辺で、時代の闇に呑みこまれる人間の姿を描く傑作時代連作集。

著者等紹介

海老沢泰久[エビサワヤスヒサ]
1950年茨城県生まれ。國學院大學卒業。’74年「乱」で小説新潮新人賞、’88年『F1地上の夢』で新田次郎文学賞、’94年『帰郷』で直木賞受賞。2009年8月、死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

87
先日、海老沢さんがなくなっていたことと、時代小説をいくつか書かれていたことを知り「無用庵」に続いてこの作品を読みました。江戸時代にすでに人材派遣業のような仕事と、この作品の主人公のような人材派遣した人物がいなくなったときに探し出す職業があることを初めて知りました。6つの作品の連作短篇ですが、事件の背景や主人公の技などに魅了され楽しみました。やはり海老沢さんが生きていたら‥、という感じが残りました。2022/04/08

k

7
初めて読んだ海老沢氏の時代小説であり、氏の遺作。『美味礼讃』『F1地上の夢』などでの緻密な描写や『孤立無援の名誉』などの短編でのなんともいえない余韻があり、小説を楽しく読ませてくれる大好きな作家の1人だったのに残念。少し離れていたけど、この作品を読んで、まだ読んでない晩年の作品も読みたくなった。2014/08/30

じゃんに♪

4
主人公愛蔵は随分と端正な男である。揉め事を起こして逃げ出した奉公人を連れ戻す「追っかけ屋」を生業にしており仕事柄賭場へ顔を出し暴れ者相手に匕首を振るい脅しつける事も間々あるというのに思慮深くて荒れた雰囲気は微塵も感じられない。中には遣る瀬無い事件もあるのだが安心して読める。この物語がもっと続いていたならと想像を巡らせてみる。短慮を起こしてじたばたと無様ながら若者らしい愛蔵の姿もあったのかな、と。2017/11/16

G軍曹

1
☆☆☆☆☆2021/05/20

さえ

1
面白かったので、続編をと思ったが、残念だわ。2011/03/29

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