内容説明
桜吹雪の彫物を背負った遊び人の金次と、北町奉行・遠山金四郎。瓜ふたつの顔を持つふたりの男が、ひょんな成り行きで意気投合し、五分の兄弟盃を交わした。そして、恐妻家の金四郎の頼みで、入れ替わりを実行。江戸の庶民を虐げる妖怪・鳥井耀蔵の巨悪を暴き、鉄槌を下す。時代劇の有名ヒーローを、新たな視点から描く、艶色講談「ご存じ」シリーズ、待望の第一弾。
著者等紹介
鳴海丈［ナルミタケシ］
１９５５年山形県生まれ。集英社コバルト文庫『聖痕者ユウ／薔薇のストレンジャー』で小説家デビュー（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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三田主水
1
堅物の遠山金四郎と遊び人の金次、瓜二つの好漢が鳥居耀蔵を敵に回してタイトル通りに大暴れする快作。深みはありませんが、講談ということでそれも良し。背中の桜吹雪を逆手に取った展開には拍手喝采です2010/10/18
はままさじ
0
時代劇で何度も見た遠山金四郎が、新たな設定で活躍 そっくりな男、ラストの桜吹雪の使い方などよくできた作品だとおもいます2010/10/25
だいゆー
0
「遠山の金さん」は遠山金四郎と金次との五分の兄弟杯で…(^^;2010/10/24
ちゅるふ
0
あっけらかんなまでの「正義は勝つ」なお話だが、たまにはこういうのもいいものです。2010/10/18
Kentarou Takeuchi
0
面白い。マーベルヒーローが行き渡った昨今、この迷いのない鳴海ヒーローが心底気持ちいい。そしてこういうシンプルな娯楽を描くと、鳴海丈の力が改めて分かるぜ。一般戦の鬼だな。2022/02/18
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