内容説明
石油化学メーカーで株式課長を務める青村順一は三十五歳。そのモットーは、女にも、仕事にも大胆不敵であることだ。次期社長の座をめぐって大揺れの社内で、確度の高い情報は女たちが握っている。専務秘書の洋子、謎の女・まゆみ、そして、会長の孫娘・火美子―。青村は会社を救う一心で、オフィスラブに邁進する!ファン待望の「野望シリーズ」最高傑作。
著者等紹介
豊田行二[トヨダコウジ]
1936年山口県生まれ。早稲田大学大学院経済学研究科修士課程修了。新聞記者を経て、山口県選出代議士の秘書を6年間勤める。処女作「示談書」で、’68年上期の「オール讀物」新人賞を受賞。同作品は、第59回直木賞の候補にも挙げられた。政財界の内幕を描いた小説で評価を確立し、その後、エンタテインメント全般で活躍。なかでも、官能小説のジャンルでは、「野望シリーズ」や「人妻もの」などで、読者の圧倒的な支持を得る。’96年に死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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