内容説明
「京都駅へ着いたら、落葉神社に行け」。新幹線の車中で、小野里世子は奇妙な電話を受けた。夫とともに興味本位で向かった神社で、二人は三人の暴漢に襲われる。気絶した彼女が目覚めた時、夫の姿はなく、針の刺さった藁人形が残されていた!夫は誘拐されたのか?事件を追う行天燎子警部補と赤かぶ検事。源氏物語伝説の地を舞台に展開する、奇怪な事件の真相とは。
著者等紹介
和久峻三[ワクシュンゾウ]
大阪生まれ。京都大学法学部卒。記者生活を経て司法試験に合格後、弁護士登録。京都で弁護士事務所を開く傍ら、作家活動を開始する。1972年『仮面法廷』で第18回江戸川乱歩賞を受賞。’89年には『雨月荘殺人事件』で、第42回日本推理作家協会賞を受賞、法廷ミステリーの第一人者として不動の地位を確立した。“赤かぶ検事シリーズ”を始め、数多くの作品を発表し続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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