光文社文庫<br> 片耳うさぎ

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光文社文庫
片耳うさぎ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 317p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784334746773
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

小学六年生の奈都は、父の実家で暮らすことになった。とんでもなく大きくて古い屋敷に両親と離れて。気むずかしい祖父に口うるさい大伯母。しかも「片耳うさぎ」をめぐる不吉な言い伝えがあるらしいのだ。頼りの中学三年生さゆりは、隠し階段に隠し部屋と聞いて、張り切るばかり―二人の少女の冒険が“お屋敷ミステリー”に、さわやかな新風を吹き込む。

著者等紹介

大崎梢[オオサキコズエ]
東京都生まれ、神奈川県在住。2006年、書店勤務の経験を生かした連作短編『配達あかずきん』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

射手座の天使あきちゃん

127
こんな古い大きなお家、探検してみたいですぅ!(笑) 奈都ちゃんとシンクロして、ドキドキの屋根裏探検、それにしても奈都ちゃんの最後の怒涛の推理は凄かったね。 v(^_^) 偽者と見極めたきっかけはそこかぁ!? って、伏線もなかなかです。謎の人達の多少強引な背景設定も許す!! <(^_^; 2011/02/27

takaC

118
きれいにまとまっていて面白いのだけど、全ての謎がきれいにつながるようにしたやや強引な工夫が裏目に出たような感じを受けなくもない。2016/01/10

78
大きくて古いお屋敷を舞台に、小学生の奈都が名家の謎を解くべく奮闘するお屋敷ミステリー。最初は怖がりでいつも家の人たちに遠慮してる奈都に対して小学生らしいものの、どこかで不安を感じでいましたが、ストーリーが進むにつれて彼女なりの強さが垣間見れたことで彼女の成長を感じられました。ミステリー自体も、名家らしく様々な人間関係があって混乱しましたが、すっきりおさまるところにおさまって良かったですね。奈都と大叔母さまの微笑ましい会話も見れたことやし。片耳うさぎなんて、きっとどこにもいないから大丈夫だよね。2014/11/12

青葉麒麟

69
かなり広いお屋敷の屋根裏探検はとってもドキドキする。可愛いウサギが片耳になった途端、禍々しい雰囲気になるのは何故だろう?主人公が小学生だって事をついつい忘れそうに。根っからの悪人がいなくて良かった。2013/04/30

ちょこまーぶる

63
楽しく読み終えた一冊でした。由緒ある旧家のお屋敷を舞台に二人の少女がうさぎの謎を解き明かしていくという内容でした。古い大きな家というだけで、必ず何かが起きる?ということに囚われながら読み進めました。代々名士と言われる存在の一族の生い立ちと人間関係には謎多き事が多い様で、そこに片耳うさぎの不吉な言い伝えとその真相を明らかにして行こうと奮闘する二人の行動力に驚きつつ、二人が真相が明らかになっていっても、何となく一族に大きな波風を起こさないように振舞っていると感じましたね。ちょっと偏見に満ちたレビューですね。2022/05/03

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