内容説明
天正七年十月、武田信玄の六女・菊姫は、越後国主上杉景勝に入輿した。武田勝頼と同盟し、御館の乱で景虎を滅ぼした景勝は、菊姫と異母弟・武田信清を厚遇する。三年後、武田が滅亡し、帰る家を失った菊姫は、景勝を敬愛し、ひたすら上杉家のために尽くす。やがて、秀吉の命令で人質となり京の藩邸で暮らす菊姫は、正室として感情を抑え、お家の発展に心を砕いた。
著者等紹介
阿井景子[アイケイコ]
長崎県長崎市生まれ。佐賀大学教育学部卒業。出版社勤務を経て執筆活動に入る。丹念な取材と史料の渉猟による歴史エッセイ、歴史小説に定評がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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