光文社文庫<br> 白いページ―開高健エッセイ選集

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光文社文庫
白いページ―開高健エッセイ選集

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  • サイズ 文庫判/ページ数 643p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784334746056
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

内容説明

「純潔無比の倨傲な大岩壁をしぼって液化したかのようである」新潟・銀山平の水を「飲む」。二〇〇人の部隊のうち十七人しか生き残らなかったヴェトナム戦争の最前線を回想し「弔む」。老釣師から鮎釣りの秘技を「伝授される」―。動詞系をタイトルに、あらゆる事象を多元的な視点で捉え、滾々と湧き溢れる言葉で表現していく。行動する作家が遺した珠玉のエッセイ集。

目次

白いページ(飲む;食べる;続・食べる;困る ほか)
白い白いページ(海の果実と風博士;赤ン坊の刺身はいかが?…;影を剥がすと家がこわれる;南に愕きがある ほか)

著者等紹介

開高健[カイコウタケシ]
1930年大阪市生まれ。大阪市立大卒。’58年「裸の王様」で芥川賞を受賞して以来、次々に話題作を発表。ベトナム戦争のさなか、しばしば戦場に赴いた経験は、『輝ける闇』(毎日出版文化賞受賞)、『夏の闇』などに凝縮され、高い評価を受けた。’79年『玉、砕ける』で川端康成文学賞、’81年一連のルポルタージュ文学により菊池寛賞、’87年、自伝的長編『耳の物語』で日本文学大賞など、受賞多数。’89年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

奥澤啓

41
開高健のエッセイは『白いページ』と『開口閉口』がいい。かつては文藝春秋社から『開高健全ノンフィクション』というシリーズがあった。上品な造本とカバーが秀逸であった。揃いで古書で手に入るので興味のある方は探してください。開高のエッセイはその旺盛な好奇心、博覧強記、粘着質の文章が支えている。軽い文章になじんだ現在の日本人にはかなり重量級なので、好き嫌いが分かれるかもしれない。バブル直前から始まったグルメブームは、開高の食エッセイが飛翔させたといえる面がある。そして、その最高峰が『最後の晩餐』である。2015/02/26

瓜坊

20
小説家のエッセイ集。心と身体と周りの事象がバラバラになった時にパラパラと捲る本。開高健の他の作品全般に言えることだけれど食やら釣りやら酒やらの欲をこんなに素直で饒舌で、でも流麗に語る。一編ごとに欲求を消化して昇華できる。だから心も身体も全てが一体化できる環境で読みたいので、私はトイレに置いてます。ネットで調べると案外「トイレ本」として読む人がいて「ああ同志」と納得。アウトプットも大事だけれどインプットも大事なわけですな。白いページがそういう意味にも見えてきた。好きすぎて棺桶に入れるには惜しいと思う本。2017/01/15

DEE

6
再読。 数ある開高健のエッセイではこれが一番好き。 特に「弔む」という章。 ベトナム戦争時、ジャーナリストとしてある部隊にカメラマンの秋元啓一氏と同行した著者。 しかし襲撃にあい命からがら前線から帰還。終わってみれば助かったのは200人中わずか17名。 だからその日は自身の命日とし、外界との繋がりを全て断ちただひたすらに二人で酒を飲む。 この光景がなんとなく目に浮かぶようでいつまでも印象に残る。2017/05/26

こばちん

5
芳醇で濃厚な文体は開高健独特でクセになる。最近はこういう文章を書く作家がいなくなったなぁ。読書することの幸せを感じるエッセイ集。2017/03/30

Haruka Fukuhara

4
面白かった。享年58。太く短く人生を楽しんだのだろう。今度はもう少し力の入ったものでも読んでみたい。これは気楽に読める短いエッセイの詰め合わせ。2017/02/05

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