内容説明
一生部屋住みとして暮らすか、それとも他家の養子になるか。不遇の日々、学問に傾倒する井伊直弼に突如、転機が訪れた。井伊家世子の死で藩主である兄・直亮の養子になった直弼は、兄の死後、彦根三十五万石を継ぐ。開国に向けて動く直弼は、幕府の期待を担って大老に就任、専制政治を行う。やがて強権的に断行した。「安政の大獄」の反発で尊攘派の怨嗟が…。
著者等紹介
羽生道英[ハブミチヒデ]
1935年大阪府生まれ。近畿大学法学部卒業。国家公務員を退職し、自営業。日本文藝家協会会員、滋賀文学会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。