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光文社文庫
家族〈’08〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 427p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784334743994
  • NDC分類 302.21
  • Cコード C0195

内容説明

二〇〇二年十月十五日、政府チャーター機が羽田に到着し、平壌から五人の拉致被害者が帰国した―。彼らはある日、忽然と姿を消し、家族は手がかりもないまま捜索に心血を注いだ。これは、国交のない北朝鮮によって引き裂かれた家族たちの苦難の歴史、活動の記録である。ようやくこじ開けた重く分厚い扉を、さらに広げるため家族会の取り組みはいまも続いている。

目次

主は与え、主は取られる―横田めぐみ
わしは日本を信じるッ!―市川修一・増元るみ子
後はお前らが引き継ぐんや―地村保志・浜本富貴恵
あの人は強力な味方や―松木薫・有本恵子
「子供を守りきる」闘い―原敕晃・田口八重子
泣きたいときは泣いていい―蓮池薫・奥土祐木子
人間、口と腹とは違うんや―寺越昭二・寺越外雄・寺越武志
曽我ひとみさんからの手紙
成人式の着物を着せてあげたい―松本京子
付記 「再生」―帰国した拉致被害者と家族たちのその後―蓮池家・地村家・曽我家・寺越家