内容説明
猫派、犬派、もしそのような区分けをするとしたら、前者は猫のどのようなところに惹かれるのだろう?首輪なしで、家を出たり入ったり。おとなしく可愛がられているかと思えば、キャッとなったり…。自由気侭で神秘的とも言える猫。そのつかずはなれずの存在に、人は癒されるのではないか。浅田次郎、西木正明、立松和平…日本ペンクラブの会員が猫たちとの愛情に溢れる関係を綴った傑作エッセイ集。
目次
百匹の猫(浅田次郎)
歌舞伎町から来た天使(野村正樹)
猫が鼠を―「ふじ」の思い出(中原道夫)
猫バカ日誌(難波利三)
シルエット(久保田匡子)
サンちゃんの手紙(田井友季子)
チャアおばさん(太田治子)
コービーからの手紙(田才益夫)
風が吹けば桶屋が儲かる(高田宏)
猫想い(下重暁子)〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
コジ
34
★★★★☆ 27人の作家が愛猫への思いを綴った猫エッセイ集。既に絶版となっているらしい。ポール・ギャリコの猫語の教科書/ノートで猫語を学び、応用編として本書に挑んでみた。猫語をマスターした作家達は短いながらも猫との出会い、暮らしぶりそして別れを綴っている。本書では特に別れについて触れることが多く、余計なドラマ性を入れずに語られる愛猫との別れは直接心に突き刺さり身につまされる。結局、猫語を解するには猫と暮らすのが一番の近道と知った。きっと犬語もそうに違いない。2016/09/16
ともとも
20
とっつきにくく、悠々自適で、さらには不可思議な存在である猫。 猫と日本ペンクラブ会員27人の作家さんたちのエピソードがあって、それぞれの作家さんたちと猫が家族として過ごした歴史、時間、そして猫愛を感じてしまいました。 私も過去、現在と猫を飼ってる、飼っていたことがあって、そんな飼い猫との日常を思い浮かべながらも、近くもなく遠くもない、そんな人間と猫の微妙な距離感がもどかしくもありながらも、それがかえって猫の魅力があって猫愛を感じさせるのかもしれません。そんな猫の魅力が詰まった1冊で良かったです。2015/04/30
あつ子🐈⬛
12
再読。猫好き作家による猫エッセイ集である。 やっぱり浅田センセの『百匹の猫』が好き。 「現在わが家には、私を除いて十匹の猫がいる。私はまさか飼主ではなく、猫どものボスとして君臨している。 むろん、猫語による意思の疎通は完全である。人の言っていることはいまだよくわからない。このあたりの言語理解度を人間的にたとえると、猫どうしが日本語、親しい家族友人が英語、編集者がフランス語、テレビラジオはスワヒリ語か何かで勝手にしゃべっている、というところであろうか。」 ─素敵だ(ФωФ)2019/07/29
pen
6
日本ペンクラブ会員の先生方の手による、猫にまつわるエッセイ集。浅田次郎氏が圧巻でした。私も猫語がわかるつもりで(笑)いるので、皆様の親バカぶりに、にやにやしたり、納得したり、愛猫達に先立たれる悲しみに胸を詰まらせたりしながら読みました。誇り高くて、好き勝手、気ままに暮らしている猫達なのに、私も一緒に暮らして、どれ程、癒された事か。ほとんどの方がペットショップの猫ではなく野良猫、捨て猫、自分のうちで生まれた子猫達との猫話だった事も印象的です。2010/04/26
ぷぷ
3
にゃんとも猫好きにはたまらない猫愛あふれる短編ばかり。猫の最期の場面はつらくて電車の中で読めず次の短編へとぶとまたそういった場面になりさらにまた次の短編へとなり家で読む本にしました。うちの猫は「おいら、日本語がわかるのよ」と言わんばかりに聞き分けのいい子です。わたしも結構猫語がわかるようになってきました。2018/06/09
-
- 電子書籍
- 実はカワイイ前澤課長が、夜は男の顔にな…




